はい、馬鹿が通りますよー!!
◯2013 Apple Lucky Bagとは
毎年、1月2日のアップルストア各店にて、数量限定で販売される福袋です。毎年、夜を徹しての行列に並ぶ必要性があります。防寒は、これでもか! というくらい対策がいります。前年、僕も並びましたが、万全と考えていた対策が全然でした。
◯今回は、寝る。
予想の時に書いたのですが、下からの冷気がひどく、何度もコンビニへ退避することを余儀なくされました。何度も何も買わず出ていくのが、外国人のアルバイトさんに悪く、コーヒーとかお菓子とか使い捨てカイロを買うことになりました。帰って冷静に考えると、これが結構な出費でした。
今年は、できるだけコンビニに行かないようにしようと考えました。
一番の解決方法は、眠ることだと思いました。また、温かい飲み物などは、アルコールストーブで自分でお湯を沸かせば、トイレ以外でコンビニにお世話になることはないのでは? と思いました。
しかし、道具はあるものの、寝袋を使った寝床の設営、撤収作業は生まれて初めてなので、スムーズにやれるかどうか不安です。もしかしたら、朝になって、てんやわんやの撤収作業になるかも知れません。
また、町中でアルコールストーブを焚くことは、恐らく法律的にはグレー・・・いや、黒だろうと思いました。でも、温かい飲み物を作りたい。ガスコンロなどだと、風の影響も少なく、安全かもしれませんが、アルコールストーブの炎は、良く風に煽られますし、火も見えにくい。高価な道具に穴が空くのは避けたい。
そう考えて、一度、家の畑で道具をテストしてみることに決めました。
◯そう言っても恥ずかしい
まともな神経をしているのなら、そう思うに違いありません。僕はまともだ、そう思いたい・・・。
話が進まないので、勇気を振り絞り、心持ち人の目が避けられるよう、畑の小屋の影に設営することにします。
まず、エマジェンシーシートを2つ折りにして、広げます。
次に、フリーライトのスリーピングパッドを巻き癖を取りつつ、広げます。
フルレングス、180センチがピッタリ!
ULバックパックのインフレームとして使う時は、半分に切らないと、内部空間の半分くらいを占めてしまう感じです。
次に、ゴーライトのウルトラ20(寝袋)を広げ、当ててみます。
そして、先日購入したエスケイプビビィに寝袋を押し込めます。
ココで失敗に気づく。下が雪なので、踏み固めるべきでした。ずるする滑る。どかして、踏み固めます。
最後に記事の頭の写真に戻ります。
前回エントリーでレビューした、ユーロシルムの傘を置けば完成です!
しばし、悦に浸ります・・・。
う~ん、ストイックだぜ・・・。
◯有意義に過ごす
用意したのは、バックパッカー必読の書として、長年、高額古書としてしか購入できなかった遊歩大全、その文庫本です。読み終わったら、ブログに感想文を書くつもり。
隣は、一杯100円の超高級インスタントコーヒー。薄月給の身に余る買物でしたが、ドリップコーヒーに劣らない、お味という 話でしたから、買ってみました。
その上にあるのは、超軽量ウオーターキャリーです。お値段、なんと無料! その正体は、コカコーラのいろはすのペットボトルです。UL界では、割りと有名らしいです。
◯水を沸かす
今回は水400ミリリットルに対して燃料60ミリリットルで試してみました。
ナノストライカーで着火。火花がストーブの中に落ちず、2度、3度と着火を試みます。・・・何だか温かいような。火が全く見えないのですが、着火していた模様。慌てていたので、ポットの取ってを展開するのを忘れ、火にかけます。
燃料60ミリリットルが多すぎたのか燃料が燃え尽きません。前回は7分くらいの燃焼だったのに。今回は、iPhoneで撮影しているので、時間は測っていませんから、わからないですが、明らかに長い。気温か、風の影響か(無風でした)?
お湯が湧いたら、ポットに180ミリリットル残し(エバニューのポットにはメモリが刻んであります)、残りはいろはすペットボトルに入れて湯たんぽに。実にクールですね!
ポットに高級インスタントコーヒーを投入!
味は、美味しかったですね。缶のコーヒーよりも。
ただ、匂いが・・・。チタンポットって確か、無味無臭のはずですよね。何なんだろう、この匂い。
あと、写真に写っている、無印良品の手袋なのですが、かなりの使用感が目立っています。卸したての新品感が味わえるのは1日だけだと思います。う~ん、無印良品ってこんなに安かろう悪かろうな感じでしたっけ? 来年は、いいやつ買おう。
◯いざ、眠る。
コーヒーを飲み干し、寝袋の中に投入してあった湯たんぽの温かみを感じながら、横になります。地面は雪ですが、冷たさは感じません。素晴らしい断熱性能です。
UVカットの傘の暗幕が日差しを遮ります。
iPhoneでパズル&ドラゴンをやったり、分厚い遊歩大全 のめくるうち、ゆっくりと眠気がやってきます。この日は夜勤明けだったのです。
ビビィのドローコードを絞ります。
温かい空気が籠り、視界が狭まり、
ああ、普通に眠れるわ・・・とうとうとしていると。
「おい、なにやってんだ!!?」
血相を変えてやってきたのは、近所のおじさんでした。
隣の畑で作業していたところ、僕を発見したらしいです。
恥ずかしい。
恥ずかしすぎる。
・・・以上の妄想を頭の中で展開した僕は、そそくさと撤収作業し、家路につき、自分の部屋で眠りました。
◯まとめ
アルコールストーブは持って行かないこと・・・やはり危ないと思いました。さっと消火することができませんし、燃焼時間も読めないので。
寝袋は普通に寝れる・・・昼間でしたが、畑は山間にあり、通り抜ける風は冷たいです。ビビィの中は極楽でした。背中の雪の冷たさは感じませんでしたし、前回感じた地面からの冷気はシャットアウトできるのではないでしょうか。
撤収作業は手間取る・・・この作戦の一番大変なところです。行きのパッキングと違い、焦るものですから、たたんだ荷物は空気をはらんで、膨らみます。それがわかって良かったです。モーニングコールは早めの時間に設定せねば。