ずっとやりたいと思っていた、自分のバックパッキング方式の紹介。
ゴールデンウィーク中にテント泊した山の朝、いい感じで早起きしたので、撤収作業中に写真を撮りました(次の記事で山行記録を綴りたいと思います)。
パッキングするのは、ドイツのガレージメーカー、「ラフバーシ」のウルトラライトなハックパック、「ハックパック」です。
元建築家が作る、ジャーマンクラフトマンシップがほとばしる、縫製が綺麗で、キッチリパッキングするとモノリスなかっちょええ佇まいになり、とても気に入っています。
紹介記事→Laufbursche huckePACK アンボックス&ディテール - smogbom
容量は最大で48リットル。中型ザックに分類されるのかな? デイハイクだと、ちと持て余す感じのサイズです。
サブバックとして、ヒップベルトにラフバーシのヒップベルトポケットと、Zパックスのベルトポシェット、ショルダーストラップに同じくZパックスのベルトポシェットをカメラの収納として付けています。
紹介記事→LAUFBURSCHE Hip Belt Pocket アンボックス&ディテール - smogbom
それでは、レッツ、パッキング!!
◯手順1:マットを入れる
ウルトラライトハイキングのザックは、軽いけれど自立しないので、スリーピングマットをフレームにします。僕の場合はフルレングスのマットを2つにカットして、内部フレームと背面クッションにしてあります。
フリーライトのスリーピングマットを加工する - smogbom
◯手順2:パックライナーを入れる
キューベンファイバー製の超軽量のパックライナーです。
かなり大きめ。パックカバーよりもパックライナー派です。外のポケットの荷物が取り出せるし、カッコイイザックを見せびらかしたいじゃん?
◯手順3:寝袋、インシュレーションウェアをまとめる
エスケイプビビィの中に、寝袋、ダウンジャケットとパンツとソックスを入れます。
一番底辺がこれになります。
ダウンが傷まないように、さっくりと畳んでいるので、ザックの中身の半分くらいは寝具関係となります。
シェルターが濡れている場合は、ここでパックライナーを閉じます。
◯手順3:シェルターを入れる
ペグも中に入っています。
赤いのは、ビビィに入れ忘れたウールの帽子。今回、ダウンジャケットにフードが無かったので持ってきました。
グランドシートも濡れて居なければ、同時に入れて、パックライナーを閉じます。
パックライナーに入れるか入れないかの判断は、それ自体が水分を含んでいないか含んでいるかでします。
食料など、水を含んでいる時は、ダウンが濡れないようにパックライナーには入れません。
◯手順4:食料・鍋・ストーブ、その他が入ったスタッフサックを入れる
緑色のスタッフサックには、食料や鍋、ストーブ、本、トイレットペーパーなどが入っています。スタッフサックが入れ子状態に何重にもならないようにします。
写真奥のスペース(背中の部分)にプラティパス(水)をいつもは入れます。
今回は携帯浄水器を初導入していたので、水は少しずつ現地調達し、出し入れしやすいように水筒は外のポケットにいれていました。
◯手順5:雨具を入れる
メイン室は、コレが最後。
一番上に取り出しやすいように雨具を入れます。
空模様が今にも崩れそうな場合は、外のポケットに入れておきます。
パックライナーで水が入らないようにしていますが、極力、屋根の下でしかメイン室は開けないようにしています。
◯手順6:フロントとサイドのメッシュポケット
ここは、よく出し入れするもの、使いたい時さっと取り出したいもの、長物を入れます。
サイドポケットは、飲料、傘、バケット(フランスパン)、トレッキングポール、コンパス、地図などを入れています。
フロントポケットには、ヘッドランプ、ウインドシェル、コップ、携帯浄水器等を入れています。
◯手順7:追加したサブバック
左右できちんと使い分けていて、止水ジッパーのラフバーシのヒップベルトポケットには、防水性が高いので、使用頻度の高い電化製品を入れています。例えば、カメラの予備電池や、スマートフォンの携帯バッテリなどです。
Zパックスのベルトポシェットは、行動食をいれています。
この製品はジッパーではなく、バックルで止められていて、片手で開け閉めできます。ジッパーは、片手だと開け閉めが難しいです。動いている時でも気軽にエネルギー補給ができます。
また、ハイブリットキューベンファイバー製で非常に丈夫ですし、容量も大きいので、大量の行動食がいれられます。僕は、ナッツとドライフルーツ、チョコレートの包装を全て剥がして、ひとつのジップロックにいれてしまってトレイルミックスにします。テント泊する場合は、昼食にもしてしまいます。
ショルダーストラップのパックは、最初に書いたようにカメラを入れます。500ミリリットルペットボトルが収まるサイズなので、コンパクトカメラとしては大きいDP1がキチンと収まり、防水性があるのが素晴らしいです。
ウルトラライトハイキングというと、サブバックとしてサコッシュを使うスタイルが定番かと思います。僕も試してみましたが、自分には正直合いませんでした。荷が入り歩くと、サコッシュがどうしても揺れてしまうのが、どうも……。
◯パッキング完了!
はい、これでパッキング完了です。
今のところ、このパッキング方式で詰めています。