T+CPは、飛騨高山の玩具屋「留之助商店」さんとアメリカのアートグループ「サーカス・ポスタラス」さんのコラボによる、高価なアート作品を日本の高い技術力で安価に提供するという計画でした。現在までに4つの作品が作られましたが、新たなシリーズとして高さ7センチ程度の2パーツ構成のミニソフビが誕生しました。
シリーズ名はPocket Sideshow(ポケットサイドショー:懐中余興)。
今までのように一つ一つ発売されるのではなく、一気に4人のアーティストのキャラクターが発売されました。
販売方式は、日本では最初は塗装4個セットと塗装/未塗装の8個セットが販売され、その後アメリカの方式と同じく塗装/未塗装の単品セットも購入可能になりました。4個セットだとそれなりのお値段しますが、一つの値段に換算すると真っ当な値付けだと思います(最初、塗装/未塗装の8個セットが塗装4個セットと勘違いして、2パーツなのに一個こんなにするの?! ってビックリしてしまいました。ご指摘ありがとうございました)。僕はもちろん、塗装/未塗装の8個セットを購入!
今回も原型はミロクトイさんが担当しておられます。個性的な4人のアーティストのスケッチから見事に立体化しただけでなく、シリーズモノとして並べた時、破綻がないのが素晴らしいです。
今回の記事は、その中の1体、ブラント・ピータースさんのオットーを紹介します。
◯全体
情報がなくどういったキャラクターなのかはわかりません。
造形から見ていくと、骸骨の仮面にフード付きの幼児用の服(?)を着ています。蝶ネクタイと手袋をしていて紳士風です。体系もあってホラーチックなのにユーモラス。
服装については、スティンジー・ジャックを彷彿とします。
T+CP ソフビ スティンジー・ジャック - smogbom
特に一枚目の写真を見ていただくと分かる通り、余興と言うには余りにもキレッキレの造形です。
ボリュームと大きさが本当に良いです。
◯組み合わせ
この作品のキモとも言える部分が、カンチャクの経が4体とも、ほぼ同じに調整されているため、頭部交換ができます。これは、以前のT+CPソフビにおいては、ブラント・ビータースさんとキャシー・オリヴァスさんご夫婦のキャラクターのみ可能で、クリス・ライニャックさんのキャラクターはできませんでした。
流石はメイドインジャパンのソフビということで、分厚くしっかりした形成材が使われているため、十分温めないと組み換えが難しいです。すこし肌寒くなってきましたしね……。
今回、それぞれ4パターンあるため、9回組み換えしましたが、気軽にするのは少し億劫になります。……ということは、全てのパターンを楽しむには、今回の黒成型にオレンジをメインとしたものと、未塗装黒成型で2パターンですから、あと2つは手に入れたい所……。先は長いので、ゆっくり集めましょう。
クリアか蓄光は手に入れたいですね!
◯オットー+ペネロープ
置物チックになりました。
ちょっとピントが甘くなっちゃいましたので、よくわからないかもしれません。どうなっているかは、次回の記事を参照ください。すみません。
◯オットー+スプルート
なんだか爬虫類的に。
うーん、形成色もあってかわかりにくいかもしれませんね。次の次の記事を参考にしてくださいね。
◯オットー+スノウシュー
ビシッと気をつけの姿勢で何だか勇ましい感じがします。
うーん、これも。次の次の次の記事を参考にしてください。
適当にポーズ付けたのが良くなかったかなぁ。
◯まとめ
注目の組み替えですが、同じグループに属しているとは言え、違う作家さんなのにキチンとまとまっています。それでいて、それぞれの組み合わせに新しさを感じます。おそらく、何度も何度も摺り合わせをして仕上げていったんでしょうね。
あんまり書きすぎると次の記事に書くことなくなっちゃうんで、今回はこの辺で……。
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