ニンテンドースイッチ用ソフト「ゼノブレイド2」のダウンロードコンテンツである「黄金の国イーラ」を7時間くらい遊んだので、ファーストインプレッションを記事にします。
基本的にストーリーに関してネタバレなしとなります。
本編の500年前を舞台とした過去編で、新しいキャラクター、カットシーン、戦闘システム、フィールド、シナリオと、別タイトル・新作と言っても過言ではないです。エキスパッションパスで本編に追加された部分だけでも結構なボリュームがありましたが、たった9ヶ月で、これだけのものを作り上げて来たことに、驚きを隠せません。
「黄金の国イーラ」は、単品としてパッケージ版が購入可能となっています。
今から遊ぼうと考えている人には、案外こっちから入ったほうが良いかもしれません(パッケージ版はDLC版よりちょっと割高なんですけど。本編を中古で買えば、同じくらいになるかも?)。
理由は、ゼノブレイド2のレビューでも書いたんですが、システム周りが複雑なのに対して、チュートリアルやUIがお粗末すぎて、遊び辛い部分があるからです。
対して、「黄金の国イーラ」は、複雑な戦闘システムの要素を徐々に解禁していくようになっているし、チュートリアルもあり、後からTipsで確認できます。
戦闘キャラクターが固定になったので、戦闘や育成もずいぶんシンプルになりました。フィールドスキルの付け替えなど、めんどくさい部分も固定パーティーなのでないです。アシストコアも入手したらすぐ使えます。一部、本編のフィールドが登場しますが、範囲が限定されていて迷いにくいです。
基本的にゼノブレイド2のUI担当チームのスペックは低めなんで、おそらく初めてプレイする人には不親切な部分もあると思います。でも、きちんと改善しようとしている姿勢はとても良いと思いました。事実、すごく改善されています。
本編とイーラ編は、スターウォーズの4・5・6とローグ・ワンの関係に似ていると思います。どちらも作品として独立していながら、お互いを補完しあい、より深い楽しさを味あわせてくれると思います。
今回の舞台は、500年前の戦いで滅んだイーラ王国が新フィールドとして登場します。
本編では敵だったシンが主人公で、そのドライバーであるラウラも登場。
先にシンに感情移入してから本編をやるというのも、なかなか乙なのでは。
本編になかったシステムとして、キャンプでクラフトができます。
本編では伺いしれなかったキャラクターの意外な一面が見れるかも?
もう一つの要素がヒトノワというもので、これはサブキャラクター図鑑とサブクエスト一覧を合わせたようなものです。これは面白いUIだと思いました。サブクエストを達成すると、シンとラウラの足跡としてヒトノワに人々が加わります。
特にJRPGのサブイベントは、「おつかいイベント」と揶揄されるように、プレイ時間を嵩増しするための、時に退屈なものだったりします(ゼノブレイド2ではそんな事はなかったですが)。
本編プレイ済みなら、後世の人々にきちんと記憶として残るようにと、ヒトノワを広げて行きたいと、サブイベントクリアに妙な使命感を帯びてきます。
*新しい人と話す度に登録演出がウザいですが、オプションにスキップの項目があります。
戦闘システムについて。
最初に、パーティーメンバーが固定化されてシンプルになったと書きましたが、本編プレイ済みの人からすると、つまらなくなったか? と問われると、そんなことはなく本編のバトルと似ていますが、違うおもしろさがあります。
本編のバトルは、HP管理の部分で結構安定しているんですよね。回復のロールを持ったブレイドをきちんと運用すれば、まず負けることはありません。イーラ編では、回復のブレイドが少なく、ブレイドスイッチの切り替えの関係で攻撃的でピーキーな戦闘になります。
どういうことかというと、本編ではドライバーに対して、3人のブレイドをスイッチします。ドライバーはアタッカーとして固定され、ブレイドは言うなれば、ジョジョのスタンド、ペルソナでいうペルソナ。ゲージが溜まったらその都度スイッチしてローテーションしていけば良い。
対してイーラ編では、ブレイドがドライバーの援護するという戦闘方法が確立する以前という設定で、ドライバーとブレイドそれぞれが独立して、アタッカーとサポートの役割を切り替えて戦います。
面白い部分が、アタッカーとサポートの交代と、二人のブレイドの交代はそれぞれ別のゲージで管理されています。なので、攻撃主体のブレイドと組んでいるときに、HPを回復したいときは、アタッカー交代してから、さらにブレイドを交代する必要があり(あるいは先にブレイドを交代しておく?)、よりキャラクタースイッチのマネジメントが重要となります。
ドライバー本人が武器をもつようになっています。
属性は武器によって変えることができます。
フュージョンコンボも、本編ほど特定の属性を繋いでいかなければならないという縛りがなく、簡単です(ちゃんとつなげたほうが強いけど)。
追記:本編でフュージョンコンボ3段階目で属性玉を敵にたくさん付属して、チェインアタックする流れは、大変だけど成功すると脳汁ドバドバでるほど気持ちいいものでした。
逆にイーラ編では属性玉付属はかなり簡単になっており、システムを理解していなくても単純に爽快感を得られるようになっています。その点からも初プレイはこちらからの方が良いかもしれません。属性玉が簡単に付くので、属性玉一発破壊のアシストコアがないのなら、最初のうちはラウラ達ドライバーの武器の属性は多種多様にせず、属性を固めた方がチェインアタックを続けやすいと思いました。
「すべてのファンのために」と言わなくても伝わるようなゲームです。
セーブのアイコンひとつとっても、ストーリー内容にリンクしてマスクあり・なしに変化します。
あと、これが一番重要かもしれないんですけど……
ブレイドがプレイアブルになることで、
おしりが。
おしりが……!
(本編では、ブレイドがはしごを登るときは、キャラが省略されていた)
これだけでも買いだぜ(錯乱)!!
ボリュームに関しては、やはり本編よりもコンパクトなのは間違いなさそうです。
そうは言っても普通のRPGとして十分なボリュームはありそうです。
ゼノブレイド2本編のボリュームが異常でしたから。
イーラ編クリア後の要素があるのか、多分ある、と思います。
こんなに作り込まれたゲームですから。
クリア後ネタバレ感想
ゼノブレイド2 セイレーン 全高約300mm NONスケール プラモデル
- 出版社/メーカー: 壽屋(KOTOBUKIYA)
- 発売日: 2018/11/30
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
オススメ記事