スウェーデンのPlausible Concept(ローカライズは架け橋ゲームズ)が開発したリアルタイムシミュレーション「Bad North」のNintendo Switch版の配信開始しました。価格は1690円。後日PC版(STEAM)、PlayStation 4版、Xbox One版が配信予定です。
孤島を舞台としたリアルタイムストラテジーゲームで、船に乗って、略奪にやってくる海賊を倒し、島民たちを守るというのが目的のゲームです。
モニュメントバレーなどを連想するミニマルなビジュアルスタイルが特徴で、クォータービューのミニュチュア風の箱庭世界の中で、血みどろの生存戦争が描かれます。
ストーリー描写は必要最低限というか必要以下という感じで、かなりシンプルな作りです。操作方法のチュートリアルも、手放し感ありますが、ゲームに慣れている人だったら手探りでつかめると思います。
最初はゲーム性はミニマルというか、プレーンすぎて物足りないなぁって感じたのですが、進めていくと、手塩にかけ育てた兵士はあっけなく死んでしまう(蘇りなし)ので、なかなかの難易度で満足しています。ちなみに難易度はノーマル、ハードとあり、自分はノーマルでプレイしています。
まだプレイ時間が2時間程度ですが、ファーストインプレッションを記事にしたいと思います。
プレイヤーは、先代の王を海賊に殺されてしまった若き王です。
迫りくうる北の蛮族たちの手から島民を守るため、苦しみながら戦線を後退させています。
ワールドマップ。
灰色になってしまったところは、海賊の支配地域となってしまい、足を踏み入れることができません。
彼らに安住の地はあるのか。
ステージは毎回地形の異なります。
形状、大きさ、高低差、守るべき僧院のサイズや大きさも異なります。
ドルアーガの塔やボンバーマンのように、マップ全体をひと目で確認できるため、同時多発的に戦闘が起こっても把握しやすいです。
戦闘の進め方
海賊は、島にある僧院を略奪しようとします。
海から船に乗ってやってくるので、海岸に兵士を配置して、海賊を倒します。
ユニットの行動は、移動、スキル、アイテムの使用、兵の補充(僧院に籠もって時間経過で兵士復活)、退却(船に乗って島を出る)です。
敵に接近すると自動で攻撃します。
旗を持った指揮官が死ぬと、ユニット消滅します。
爆弾など一部アイテムでフレンドリーファイアが発生します。
襲撃はウェーブ制で、一ステージは10分未満のかなりスピーディーな展開となります。
リアルタイムストラテジーゲームなので、時間はずっと流れます。
ユニット指示中もゆっくりと時間が流れます。指揮官の脳がオーバークロックしたような万能感が気持ちいいです。
勝利すると、守った僧院の数によって報酬のコインが支払われます。
このコインによって兵士を強化することができます。
島によっては、アイテムが手に入ったり、仲間を増やすことができます。
ユニットは毎回自動生成されます。
女っ気なし。
兵士は3つの兵種にクラスチェンジが可能です。
アイテムが一つ装備可能で、クラス固有のスキルを持ちます。
クラスチェンジやスキルの習得、アップデートには、マップクリアの際の報酬のコインが必要になります。
兵士のカスタマイズは、ワールドマップでユニットアイコンをタッチか、十字キーの下。
兵種の説明
現時点の僕の理解です。
わかりやすい3すくみではないので、状況に応じた臨機応変な戦術が必要です。
追記:まとめると…
剣は弓に強い、弓は槍に強い、槍は接近戦で強い。
3すくみではないと思うんですが…
仮に弓兵が盾持ち相手でも、背面から突くと倒す事ができるので、強弱は絶対ではないです。
歩兵
弓を防ぐことができる盾をもちます。
目立った弱点のない扱いやすい兵種だと思います。
スキルは、崖の上から落下して強襲するというトリッキーな攻撃で、なかなか使い所が難しいです。
槍兵
攻守に優れていますが、移動中は攻撃できません。
配置して待ち迎える形です。
スキルによって移動中の攻撃が可能。
盾をもたないので、弓には無防備なので、弓兵が来たら、引っ込める必要があります。
弓兵
遠隔攻撃が可能です。
高台に陣取っていれば、海の敵を一方的に減らすことができます。
相手が盾を持っていると防がれてしまって全く用をなしません。
また、接近されると非常に脆いです。
命中率も最初は良くないです。
攻略のヒント
指示中は時間がゆっくりになります。ペナルティ無くずっと使えるので、混戦状態になったらすぐにユニット選択状態にすると良いと思います。
スキルやアイテムは非常に強力なので、手に入れたら、ケチらず積極的に使いましょう!
感想まとめ
最初の印象は、ゲーム的なシステムのない(FEのようなかっちりとした3すくみや、チャレンジングな駆け引き……例えば、同じユニットで敵を連続で倒すと報酬が増えるとか、罠や障害物などクラフト要素など)味気ない印象だったのですが、ゲームを進めていくと、リアルタイムならではの忙しさにワチャワチャになります。
敵を待ち構え、予想通りにスキルがうまく決まったときの気持ちよい事!
操作は、タッチパネルが好印象です。
ゲームパッドは最適化されているとは言えないかもしれません。
初回起動が重いことが唯一の不満かな。
ミニマルというよりプレーンという印象という感想は、完全に外れていなくて、まだまだ追加要素でリッチに、ゲームメカニクスで熱中度をあげれる予感はあります。
一つの島を拡張し続けるバーションや、海賊側になってプレイするバージョンなど。
日本のどこかのメーカーが、ユニットを全部美少女にして、指揮官を女体化したアーサー王にしたソシャゲ出しそう……ウッ、頭が……!
おすすめ記事