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Nintendo Labo Toy-Con 01: バラエティ キット-紙の神ゲー? 紙のゴミゲー?

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4月20日、任天堂switch用ソフト「ニンテンドーラボ・トイコン01・バラエティキット」が届きました。

Nintendoラボは、ダンボールで自分たちが作ったトイコンと、switch本体を組み合わせて遊ぶ、任天堂開発陣の頭の柔らかさが炸裂した野心作。

あまりの斬新さに、トイコン01と同時発売の02をカートに入れ……冷静になり、02をキャンセルし……届いた01の箱の大きさと重さのプレッシャーに放置……現在にいたります。

どうして、こんなに創造性に富んだプロダクトを放置し続けたのか……それは、このゲームがつまらなかった場合、僕自信が「つまらない人間」と突きつけられるような気がするからです。

このゲームは、いわば砂場のようなもの。ダンボール工作し終わった後、どのように楽しむかは自分の創造性次第なんです。

 

正確に言いますと、届いて一回も開封せずに放置したわけではなく、「リモコンカー」と「つり」を組み立ててもらいました。ちょうど友達が来ていたんです。

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僕がswitch本体の画面に表示させる組み立て説明書の内容を説明し、ページを送る係で、友人がつくる係に別れました。

 

楽しいです。

すごく良くできています。

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組み上がっていく過程で、「うわーすごい!」「かしこい!」「よくできている!」と歓声を上げて。

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でも、友人が帰ったあと、ラボを触ったかと言うと……。

いや、僕は絶対つまらない人間なんかじゃない! そう否定したい気持ちが、ラボから僕を遠ざけるのです。……やらなければ、その確証には至らない……。

 

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Nintendoラボ、どんな人が向いているかと言うと、例えばリモコンカーの場合。

これはジョイコンの振動機能を使用して自走するおもちゃを作るものです。

ただ走らせるだけではなく、コースをつくってタイムアタックしたり、IRカメラを使用した暗闇でモノを探すゲームなんかを考えたり、発展できる人なんかはすごく楽しめるのではないでしょうか。

 

あと、友人と作っていて、途中弟が参入してきて思ったんですが、これぼっちでは楽しむの難しいかもしれません。動画共有なんかでも、誰かと一緒に遊んでこそ生きるゲームだと思いました。

ゲームの作り込み、UIの出来栄えは流石の一言。

欲を言えば、一人でやる場合は、音声認識でやりたい……けど、それは想定していないシチュエーションなのかもしれません。たとえば、親と子などが想定されているのかな。

 

素晴らしいゲームであることは間違いないのですが、市場評価や動向を見るに、思ったほど一般人の創造性はなかった(僕は未知数だぞ、今んとこ)、という印象です。

もっと「Nintendoラボでこんなの作ってみた」みたいな動画があふれると思っていたのですが……。

このゲームの良くない点は、あまりにも購入者の創造性に任せすぎたという点かもしれませんね。

 

政治家や頭の固い連中の「ゲーム規制強化論」がありますが、真に懸念すべきはお膳立てされた遊び方に対して受け取るばかりで、創造性を失ってしまっている現状かもしれません。映画レディプレイヤー1で、最初の謎が5年も解かれないなんてありえねー、なんて思いましたが、あり得うる未来なのかもしれません。

小学校でプログラミング教育が必修化されますが、現状の義務教育は「勉強はつまらない」ということを教えるようにカリキュラム設計されているので、残念な未来しか想像できません。願わくば、ニンテンドーラボのように楽しいものであって欲しいです。

 

僕はおそらく創造性に満ちた人間なので、また時間ができたら他のトイコンを作り、オリジナルトイコンでバズりたいと思います。

追記:前途ある若者にプレゼントしました。

 

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