本日、スリーエージャパンベンチャー最終日にして、イベントレポも今回で最後です。
イベント最終日は16時までです。アップする時間が微妙だ……。あと20分!!
今回はアシュレイ・ウッドさんのマジックペンによるラフ画と、招致アーティストのフィル・ヘイルさん、ウィリアム・レーさん、アマンダ・ヴィセル(ヴィッセル)さんの絵画を紹介します。
前回記事:
個展概要:
ThreeAアート&トイ・ショウ「WITH SMILES ON OUR LIPS」、別名「JAPAN VENTURE」
2015年9月19日~27日、3331 Arts Chiyodaにて開催。
入場無料、写真撮影可(一部、監修中トイのみ不可)。
・9月27日: 一般公開日最終日 11:00~16:00
◯ラフ画
このような感じで壁3面がほぼ埋め尽くされています。
ほとんどが、スリーエーのセールの時に使われた絵のように思います。
数が数なので、全部は撮れていません。
好きな1枚。なのに手ブレ……。
キャンバス画にも同じモチーフが現れますね。
実際トイにならないかしら。
ペン先が角になっているマジックペンで書いていると思うのですが、右のところに良い感じの線が出るように試し書きされた痕跡があります。多分、目蓋のところかな?
大胆のようで繊細な一面が見れて興味深いです。
ストリゴイ。カッコイイ1枚。
不思議なパースのかかった足。
動きの躍動感が凄い。
クリムトの一番好きなの絵を連想しました。
ホビージャパンで連載中のコミックの原稿のようです。日本の漫画家とは全く異なる作業工程を連想します。
◯フィル・ヘイル作品
大判の作品が多く、絵画に描かれているというよりは、鑑賞者との目線と地続きになって、あたかも現場に居合わせたかのような錯覚を起こさせることを狙っているように思います。
廃屋かガレージのような薄暗い空間での、男女の性行為をモチーフにしているようです。ちょっとブログには載せづらいですね。
写真からモデルの輪郭線をトレースして、人物はとてもリアルに描かれていますが、肝心の頭部は手ブレか昔のフィルムカメラの心霊写真のように霞のように消えています。誰なのか、を特定できないので、見ている人がそれぞれ思い描く……という感じでしょうか。NTR属性的な。
◯ウィリアム・レー作品
ポップな色使いとコミカルなキャラクターモノからリアルな人物風景まで幅広いのが特色のように思いました。
アメコミヒーローやおとぎ話のお姫様が、人格者で人気者の評判からは想像つかない孤独で寂しげな一面やブラックジョークの効いた行動を見せます。
おそらく普通に街角で見る普通の人(もしかしたら、コールガールとかホームレスとかも)をモチーフにして、その衣装だけを取り替えてみせた感じなのだと思います。
◯アマンダ・ヴィッセル作品
幾何学的線と色鮮やかな彩色が特徴だと思います。
彩色は、写真よりも画集よりもずっとずっと鮮やかです。ちょっと哀愁も感じられていい感じの色彩なんです。
動物と女の子(子供)達、ロボットと動物(or子供)という組み合わせが多いように思います。
ただ、残念なのは、WWRのロボットを描いた作品は、今回の個展の画集に載ってないという謎仕様なんです……。
凄くいいのに!
◯まとめ
そんな訳で、東京で開催された3度めのスリーエーの一大展示イベント、ジャパンベンチャーのレポートになりました。
今回も長い記事を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
また日本でこんなイベントが開催される日を楽しみにしています。
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