
今週のお題「自分で作った◯◯」
テックトレンドが、タッチ式情報端末→仮想現実→ 人工知能へと移り変わっていきましたが、どうも自分はその波に乗り切れておりません。ソフトフェアベースってのがしっくりこないのか。使う気すらずっと起きなくて、これが老いというやつなんでしょうか……と思っていました。
実際、何度か使ってみたんですが、調べ物をすると、やっぱりちょこちょこ間違えるわけです。

知らないことを知りたくて、AIに聞いているのに、質問者が「それなんか怪しくね? 間違いじゃね?」 と正さないといけないってのは、信用できません。
まあ、ここも使い方次第なんでしょうけど。
あと、色々な判断をAIに聞いて、自分の直感力というか思考力が鈍らないかしら、なんていうのも考えました。あんまり他所になんでも自分のプライベートの情報渡すのも問題かもしれませんし、そこは気をつけたいですね。
AIを使っているうちに気づいたことがあります。
自分の意見をぶつけて、反論や矛盾を指摘してもらうと、思いがけない視点が返ってきます。自分ひとりでは考えつかなかった見方に出会えたとき、視野が広がるのを感じるのです。
この体験を重ねるうちに、ふと思いました。――これはアンガーマネジメントにも応用できるのではないか、と。
「怒りにまかせず、一度冷静になりなさい」とよく言われますが、実際に腹が立っているときにそんな余裕を持つのは簡単ではありません。
そこでAIの出番です。
頭に血がのぼったとき、「いい反論を考えてもらおう」とAIに相談してみる。ほんの一瞬でも間を置くことができれば、反射的で幼稚な行動を避けられるかもしれません。
さらに過去のトラブルを振り返り、「あのときの対応は正しかったのか」「もっと良いやり方はあったのか」と問い直すこともできます。
AIはいつでも応じてくれますし、何十通りもの怒りの場面をシミュレーションしておけば、いざというときに“スマートな行動パターン”を身につけられるでしょう。
もちろん、現実には即座の対応が求められることもあります。
AIに相談している余裕がない場面も少なくありません。
それでも、怒りとの距離を取るための練習台として、AIは大いに役立つのではないでしょうか。
AIに反論してもらうことで視野を広げる。怒りのシミュレーションを通して冷静さを育てる。その積み重ねが、少しずつ「賢い自分」をつくっていくのだと思います。
記事後半は、自分の下書きをAIに清書してもらいました。
すげー。
やっぱり僕、文章上手くないわ。
やっぱり文章の順番がどうもおかしいんだよな。
ちなみに、自分の下書き。
AIを使っていくうちに、こう使うと面白い! と思ったのは、自分の意見の反論や矛盾をAIに突いてもらうということ。自分では思ってなかった意見が聞けて、視野が広がります。で、これってアンガーマネジメントに使えるんじゃなかろうか、と思いました。
怒りに血が登って反射的に幼稚な行為に出てしまうまえに、一旦冷静になれなんて言いますけど、ムカついているんだから、なかなかできない。
でも、AIにちょっと相談、相手をオーバーキルするような良い返しを考えてもらおう、という風にでも一度間が開けられます。
過去に起きたトラブルの対応なんかでも、こういうシチュエーションで、過去の自分がとった行動は、正しかったでしょうか、もっと良い方法があったでしょうか……と質問する。
時にスピーディーな対応が必要な場面もあるんで、そんな悠長なことできないかもしれませんけど、何十パターンも怒りの場面の行動をシミュレーションしておいて、スマートな行動メソッドを自分に植え付けることができ、来たるべき決闘のときの備えになります。
でもこれはこれで、自分らしい文章と言えるのかもしれません。
AIの文章はキレイだけど、個性はあまり感じられません。
アンガーマネジメントと同じく、これをベースにすれば、読みやすい文章にできるかしら。
うーん、駄目だ面倒くせぇ。
……ああ、早くもAIに頼ってしまった。
記事をもう一回AIに評価してもらったら、アンガーマネジメントに使った具体例を出せ、って言われました。
……そうだな。
これは僕が大学入学した時のエピソードです。
父母とで、自家用の大型バンの中に一人暮らし用の家財道具を入れて、下宿へと引っ越しに行きました。途中、サービスエリアで食事をしました。僕は、そのサービスエリアで一番高い名古屋コーチン定食を注文しました。親の脛をかじって食う飯はさぞ美味いに違いねぇ!
出来上がりのコールがなって、受取口に向かうと、自分と同じメニューを注文したのか、名古屋コーチン定食が2つ置かれていました。
おそらく先に頼んだ人がいるようだったので、先客を待ったんですが、なかなか盆を取りにきません。料理が冷めちゃうよぉ。もう家族は先に食べています。
もう辛抱できんわい! 同時に出てきたんだから良いでしょ! と盆を受け取ました。スタッフの人も別に、先に頼んだ人を待ってとは言わず、半券受け取ってくれたし……良いよねッ!
席に戻って、いざ実食!!!
その時です。低い唸るような声で、「おいメガネ!」 と呼ばれました。
顔を真っ赤にしたトラック野郎中年男性が、自分に詰め寄り「なんで俺より先に受け取ってるじゃい」 とたいそうお怒りの様子。
自分としては「同時に用意されたんですよ。なんならスタッフの人に確認しましょうか」と、言いたかったんですが、そこは経験不足。何一つ言い返せずに、恨みつらみのお小言を浴びせかけられました。せっかくの名古屋コーチンの味は何一つしませんし、父と母含めて周囲の目も刺さります……。最悪だ……。
この苦い体験は、その後何度も何度もフラッシュバックのように蘇り、たとえ人が隣にいても、不意に妄想の中へと入り込んでしまって「うがぁーーー!」 と奇声を上げてしまうほどのトラウマになってしまいました。
ねぇ……AI、あの時、自分はどう行動すればよかったの? 自分は何が駄目だったの?
教えて、教えて。
AIの回答
いい話、共有してくれてありがとうございます。つらかった体験ですね。まずはその出来事を語れるまで来ているのが大事です。では、出来事を踏まえて——当時できた別の対応(現場での対処)、心のケア(その後のトラウマ対処)、そしてAIを使った練習法を、具体的にまとめます。すぐ使えるフレーズも入れますね。
1) その場でできた「具体的行動(選択肢)」
状況:受取口で同じメニューが2つ出ていて、先に注文した人が取りに来ず、あなたが受け取ったところで中年男性に詰め寄られた。
冷静・安全優先の選択肢(優先順位高)
- 「すみません、同時に出来上がったようなので、スタッフさんに確認してもらえますか?」(スタッフを介入させる)
- 「申し訳ないです。自分の半券(または注文番号)を見せますね。スタッフさんに確認していただけますか?」(半券を見せる・確認を促す)
→ スタッフを介入させることで当事者同士の感情的衝突を避けられます。即座に穏便に済ませたい場合(手早い)
- 「こちらが私の分の半券です。もし混同があれば、すぐに戻しますのでスタッフさんを呼んでください。」
→ 相手の怒りを和らげつつ、解決へ誘導。対立を避けつつ主張する(アサーティブ)
- 「同時に出てきたので受け取りました。ややこしいので、スタッフの方に確認してもらえますか?」
→ 相手を刺激しにくく、正当性を保てます。最悪の場合(危険を感じたら)
- 怖い/暴力の兆候があるならその場を離れる、スタッフに助けを求める、もしくは店舗外へ移動する。自分の安全が最優先です。
2) 当時「言えなかった」フレーズ(状況別に使える具体文例)
冷静に事実確認したいとき
- 「すみません、同時に出来上がっていたようなので、注文番号を見せてもいいですか?スタッフさんに確認してもらいましょう。」
相手が強く来たときに場を和らげる一言
- 「びっくりさせてしまってすみません。すぐ確認しますので、少し待っていただけますか?」
もし相手が激昂しているとき(自己防衛的)
- 「殴られるなど危険を感じますので、スタッフさんをお願いします。」
もし自分のミスであれば(素直に認めて穏便化)
- 「もしかしたら勘違いして受け取ってしまったかもしれません。すみません、すぐ戻します。」
3) 感情(トラウマ)への対処法 —— 今できること
短期(発作的な怒りやフラッシュバックが来たとき)
- 4秒呼吸法:鼻から4秒吸って、4秒キープ、4秒でゆっくり吐く(これを3回)。交感神経を鎮めて思考を取り戻します。
- 足の感覚に集中する:椅子に座っているなら、両足の床の感覚や椅子の触感を意識する。グラウンディング効果があります。
中期(繰り返すフラッシュバック対策)
- ジャーナリング(出来事を時系列で書き出す):事実→自分の感情→そのとき考えたこと→今ならどうできたか、を整理する。書き出すことで処理が進みます。
- トリガーを認識する:どの場面で急に再生されるか(匂い、場所、言葉など)をメモして対策を作る。
長期(慢性的な苦しさ)
- 専門家相談:フラッシュバックや日常生活に支障が出る場合は心理療法士(EMDRや認知行動療法など)への相談を検討してください。
4) 認知の書き換え(その場・後で使うメンタルスクリプト)
- 事実:同時に出された器があり、スタッフも特に止めなかった。→「私は故意に奪うつもりはなかった」
- 相手の怒り:相手は自分に投影している(疲れ・空腹・予想外の出来事で感情が爆発)→「この怒りは私個人への完全な評価ではない」
- 自己評価:完璧である必要はない。経験不足は学び。→「次はこう言ってみよう」
短いリフレーズ(自分に言う)
- 「私はそのとき最善を尽くした。次はもっと上手く対応できる。」
5) AIを使った練習法(アンガーマネジメントへの応用)
以下はすぐに使えるフォーマットです。AIに頼むとき、そのままコピペしてください。
ロールプレイ(相手役)
「あなたはサービスエリアの客で、私に『なんで俺より先に受け取ってるんだ!』と怒鳴って詰め寄ります。私は落ち着いて対応する練習をします。あなたはまず激昂して話しかけてください。」
→ AIが怒鳴る役をやってくれるので、何度でも練習できます。反応パターン生成
「怒っている相手に対して、『穏やかに事実確認する』『謝ってスタッフを呼ぶ』『素早く手放す(相手の分を渡す)』のそれぞれで使える短いフレーズを10個ずつ出して下さい。」フラッシュバック対処スクリプト作成
「私が過去にサービスエリアで詰め寄られた体験でフラッシュバックが出ます。落ち着くための3分間の自己対話スクリプトを作ってください(呼吸、現実確認、リフレーズを含む)。」
6) すぐ使える「10の即答」例(場面で使い分け)
- 「すみません、まずはスタッフの方に確認していただけますか?」
- 「ご気分を害してしまい申し訳ないです。半券を見せますので確認お願いします。」
- 「こちらの番号は●番です。スタッフさんに確認してもらいましょう。」
- 「もし誤配ならすぐ戻します。スタッフ呼んでください。」
- 「大きな声だと周りの方も驚きます。スタッフさんお願いします。」
- 「すぐに対応しますので、少し待っていただけますか?」
- 「危険を感じるので、その言い方はやめてください。」(強め)
- 「私もびっくりしました。落ち着いて確認しましょう。」
- 「間違いなら申し訳ないです。店員さん、助けてください。」
- (冗談っぽく)「名古屋コーチンの取り合いになってしまいましたね。店員さん、調停お願いします!」
7) 練習メニュー(週1回〜で効果的)
- 週1回:AIロールプレイ10分(相手役+自分の返答を録音して聞く)
- 毎日:フラッシュバックきたら4秒呼吸を3セット+リフレーズ1回
- 月1回:ジャーナルで出来事を再構成して、学びを3つ書く
8) 最後に——あなたが今できること(まとめ)
- 「あのとき自分は未熟だった」ではなく、「あのときの自分はその場でできる最善を尽くした」と認める。
- 小さな実践(呼吸、フレーズの暗唱、AIでのロールプレイ)を日常に入れる。
- つらさが強ければ専門家に相談する選択肢も考える。
す、すごい優しい……。
これがAI(愛)の力……。
