
ダンジョンは、勇者30や百人勇者などの開発者による、ハイスピード・インフレ・タイムアタック・ローグライト・シューティングゲームです。
ダンジョンの壁を破壊できる魔女っ子がダンジョン踏破を目指します。
ダンジョン壁を破壊するとお金が手に入り、隠し部屋には能力アップ要素や捕らえられた冒険者達がいます。
ダンジョン壁は階層を増やすごとにますます固くなりますが、キャラクター達も倍々で強くなっていって、激しくインフレしていきます。
本来破壊不可能なオブジェクトであるダンジョン壁を、バリバリと破壊していく開放感。
ゲーム性としては、ローグライクというよりも、昔ながらのシューティング要素が強いです(最初のダンジョンは特に)。3機ある自分のライフを使って、どこまでダンジョンを深く潜れるか。
じっくり力を蓄えるという感じではなく、ばーっとスピード勝負でダンジョンを駆け降りるという感じ。能力のインフレ具合が強烈なので、うまくいくときはすんなりうまく行ってしまいます。ダンジョン構造が毎回一緒なので、アイテムや仲間の配置を覚えて、攻略するという感じでしょうか。エフェクトがドきついので、何が起きてるのかあまり把握できません。結構バカゲーに近いノリなのかな。
価格が350円と安価なので、暇つぶしにもってこいのゲームです。

ゲーム操作自体は、ツインスティックシューターで、移動とエイムを別々に操作します。魔法の発射はオートです。
壁を破壊するとお金が貰えるので、そのお金でパワーアップアイテムや捕らえられた冒険者をアンロックすることができます。
宝箱は破壊することで能力アップすることができます。

制限時間がゼロになると、違法滞在者を検知、ダンジョン守護者から強烈な攻撃をうけます。
こうなる前に、次の階への階段を見つけましょう。

制限時間は、階層を移動する時に、ダンジョン破壊率によって回復します。
しかし、悠長に階層に留まって破壊していると、余計時間を必要として、タイムリミットを縮めることにもなります。
現在の自分の壁破壊効率と天秤にかけて、今は真っ先に階段を見つける最短ルートを探すべきか、じっくり壁を破壊して、制限時間を回復すべきか。その取捨選択でダンジョン攻略していきます。

チュートリアルダンジョンの閉ざされたダンジョンは、1時間程度でクリアできます。その後、エンドコンテンツとなる無限ダンジョンに進みます。

無限ダンジョンでは、前回の冒険での成績によって星が獲得することができ、基礎能力をアップした状態で潜ることができます。
このゲームの問題点としては、「ザルなゲーム性」である部分でしょうか。それを狙ってデザインされているとは思うものの、物足りなさを感じる部分はあります。
パワーアップアイテムの種類が豊富(特に仲間冒険者のパワーアップアイテムは、直感的ではない)で、何がどういう効果があるのかすぐに覚えきれません。
派手なエフェクトと、インフレと時間に追われるハイスピード展開のため、この瞬間何を選択すればいいのか、自分の選択が成否を分けたのか、まったく実感できません。
極めようと思えば、また別の側面も出てくるかもしれませんが、ちょっと息抜きで遊んでみるか、という感じでも十分おもしろいですが、ナアナアのプレイになってしまい、悔しい、もう一回って感じにはならないです。
本来破壊不可能な壁を壊す快感と、ダンジョンを潜るという舞台設定に、マッチしている部分、ミスマッチに感じる部分が同居しています。なんか思っていたゲームと違うな、と思う部分があります。
シンプル明快なゲーム性でお値段は手頃ですし、自分に合ってるか面白いかどうか判断しても、十分返金申請できる時間的余地はありますので、一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
