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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ‐ラストダンスの前に予習

日曜日に見に行くシリーズ最終章となるヴェノム:ザ・ラストダンスのため、プライムビデオでレンタルして予習したんだけどさ……

ナニコレ

 

前作では、カッコいいポスターの印象から、ヴィラン映画、ダークヒーロー映画を予想し、まったく内容が違う心温まるバディ・ヒーロー映画で、普通に見れるけどヴェノムの映画と考えるとコレジャナイ感がありました。あ、でも僕はアメコミニワカなので、ファンの人がこれで良いんだ、と思うならそれで良いと思います。

 


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今作は前作よりもコメディタッチが強まった、と聞き及んでいたので、前作のように期待していたのとは違ったな、という感想は出ないだろうと思ってました。

 

映像は前回と同じく、狙っているのか、一昔前のドラマクオリティという感じで、絵面は他のマーヴェル作品と見劣りします。前回はそれが不満でしたが、今回はカルト映画かB級映画の感じがして、これはこれで良いな、と思いました。カーネイジが暴れまわるシーンは迫力ありました。

 

今回も、映像をしっかり見る目的で、吹替版を選びましたが、翻訳の問題なのか、突然突拍子もないセリフが出て、奇妙な脚本に感じました。特にヒロインのアンが、めっちゃ不気味でした。レストランの会話、支離滅裂すぎんか……?

 

エディとヴェノムの仲違いが、痴話喧嘩のようで、「ああ、これかぁ……」 と遠い目をしてしまいました。なんか凄く馬鹿で可愛い駄犬感。なにが最悪なんだ……

 

物語後半、クレタスとシュレークが合流してから、二人がどんどんかっこ悪くなっていきます。前半の感じのほうが良かったな。チート能力身に付けて、イキってる異世界転生主人公みたいで超痛々しい。

 

クレタスの悲しい半生が語られ、前作と同じくエディが如何にジャーナリストとしてポンコツなのか(そもそもカーネイジの誕生がエディが原因である、全部エディが悪い)、悪は生まれながらに悪なのか。

なるほどなるほど、そういうメッセージを語りたいのか……。

 

ところが。

 

クレタス「(本当に欲しかったのは)あんたとの友情だ……」

エディ「悪いけど無理だよ」

ヴェノム「こんなクソ野郎!!(バクッ!!!)」

 

えええーーー!!!

 

嘘やろ!!!???

そんなラストないやろ。

思わず乾いた笑いが出てしまいました。

ステレオタイプすぎる悪、理解も共感もなく拒絶。

何が言いたいんだ、この脚本。

どんな事情があろうとも、一度罪を犯したら最後まで相容れない、ってこと?

 

……ナニコレ

 

ラストダンス……楽しみだなぁ。