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Give and Take-職場環境を嘆いていたら、弟に勧められた本…だが弟の話と違った

今週のお題「人生変わった瞬間」

クソがッ!! また、だッッ!!

僕が会社の資料記入台紙のトレイを覗くと、コピーが空になっており、原本だけが残っています。渋々、原本をコピーしにいくと、コピー機の紙のストックも空。

 ……オーケー、クールに行こうぜ。

コピー用紙のストックが入った備品ロッカーを開けると、コピー用紙のストックもない。

……クソ会社がッ!!!! 俺はいつも次使う人のために、無くなったらストックしてるがな!! なんで同じようにできんのだ!!!?

 

そんな悪態を実家に一時帰宅していた弟に話していたら、この本を勧められました。

弟の説明では、「世の中にはギバー(与える人)と、テイカー(奪う人)、そしてマッチャー(帳尻をあわせる人)がいる。兄貴の職場はテイカーばかりがいて、兄貴は自分のやってることを誰にも認知されず、便利な妖精さん扱いされてる。見返りがないなら、与えるな。もらった恩があるなら返す。してくれないなら何もしないし期待しない。マッチャーになればいい」 という話でした。

つまり、マッチャーが一番最上なのね……ふーん……ってな感じで読み始めた(Audibleなので、聞き始めた)のですが、どうも話が違ってきました。

 

社会で一番の成功をおさめる者は、マッチャーでもなく、テイカーでもなく、意外なことにギバー(与える人)であるということです。えー!? 奪われているだけでなんで?? っていう感じで、本の内容にグイグイっと惹かれるわけです。この話には、カラクリがあり、ギバーが最も成功する一方、同時にギバー(与える人)は、もっとも成功に遠い人でもあるというのです。

成功できるギバーと、最底辺のギバー、その違いを明らかにするというのが本著の核心部分です。

 

読んでると、自分はどうやら最初からマッチャーのようです。ギバーというのは、人のために奉仕することに喜びを見出す人間なので、僕のようにお返しを期待しない。なんで自分と同じようにしてくれないのだ、という怒りがある時点で、自分は帳尻合わせを期待しています。

 

ただ、本の中ではマッチャーという存在は、自分からは与えず、恩を受けてからお返しをする存在とされています。

ギバー、マッチャー、テイカーという三区分は、なるほどと思いましたが、自分としては6つくらい更に区分できるのではないか? と思いました。

本の中で、他者的思考ギバーと、失敗しているギバーを分けていたように、マッチャーとテイカーにも2つのパターンに分かれるのではないか? と思ったんです。

仮にこの2つの区分を、真・女神転生区分でロウとカオスに分けます。

ロウ・ギバー/カオス・ギバー、ロウ・マッチャー/カオス・マッチャー、ロウ・テイカー/カオス・テイカーです。

 

ロウ・ギバーは、本の中で語られる、もっとも成功する人種、相手と自分の成功を頑張る人。

カオス・ギバーは、他人に奉仕するばかりで、自分の時間を奪われてしまう人。

 

ロウ・マッチャーは、まず与えてから、帳尻を合わせようと思う人。

カオス・マッチャーは、恩を受けてから、帳尻を合わせようと思う人。

 

ロウ・テイカーは、小さな恩を売って、より大きな見返りを奪う人。

カオス・テイカーは、見返りだけを奪っていく人。

 

このように区分すると、ギバーの成功・失敗する人が極端に分かれてしまうこと、マッチャーがどっちつかずのそこそこになってしまうこと、テイカーがもっとも成功するギバーに次いで成功することがなんとなく見えてくるような気がします。

たぶん、スティーブ・ジョブズなんかは、ロウ・テイカーっぽい。

 

この本を読んだからといって、成功するギバーには自分はなれそうにないが、相手がどんな奴なのか、なんとなく区分できるようになったのは良かったと思います。

 

この考えに至った僕は、漫画アオアシで5レーン理論を説明する福田達也のようでした(誰がわかるんだこの例え)。

5レーンという言語にしたことに意味があるのだ!

 

あと、この本をAudibleで聞いたことで、Audibleにドはまりして、サブスクリプション継続してます。

 

 

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