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勤続10年

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今年ブログが10周年ということは、今の仕事に転職して10年ということ……ってことを、勤続10年の寸志をいただくまで、すっかり忘れておりました。

自分は、結構転職を繰り返しており、次はもうないぞ、と職業安定所の人にも何度も脅されて、今の職場にも就職しました。今までの職種とは全然違いましたが、なんだかんだで一番勤続年数が長くなってしまいましたね。

今の職場の魅力は、ちゃんと給料が出ること、休みが多いこと、仕事に悩まずに済むことで、それが長続きした理由でしょうか。

かつては、手取り14万円、ボーナス無し、ペナルティで給料天引きアリ、拘束時間最大16時間、週休ゼロもありという大変やりがいのある職場でしたので、それに比べると天国のような境遇です。

 

今の職場においても悩みがないこともないですが(企業体質や、人間関係とか……これは自分にも落ち度があります)、概ね満足しています。

懸念としては、10年前にはいった当初から、会社の存続が微妙な状態で、赤字続きでなんとか継続している状態な点です。世の中の景気が上向きになったときも良くないときも常に儲かってない状態なので、上層部は経営ヘタなんでしょうか。従業員が良くないのか。確かに僕はヘマばっかりしてますが……。

 

入った当初は、特殊な勤務体系で、一年の半分以上が休日でした(その代わり、拘束時間が長い)が、受注量が減っていくにつれ、交代班が解体され、人員が少なくなった結果、いまでは普通に週休二日制になりました。

そのせいで、給料が減るかな、と危ぶんだんですが、人員を減らしすぎた結果、毎週のように休日出勤が要請されて、逆に給料アップして、嬉しすぎて涙が止まりません。

 

テクノロジーが発達して、AIやロボットが我々の仕事を奪う、という悲観的な未来を予測する人がいますが、僕は楽観的に毎日が日曜日になって、ベーシックインカムでお金を生きているだけでもらえるに違いない、と思っていました。今の職場を見る限り、そんな未来はやってこないですね。

より少ない人員を休みなく働かせる、が企業のやり方です。会社に不満をいってるのではなく、それが自明の理なのでしょう。仕事を奪われた人間は、また新しく生まれた仕事を担っていく。それだけのことです。大政奉還で職を失った侍も、一部を除いて、ちゃんと再就職していった。

 

ハリウッドの俳優協会が、CGに仕事を奪われないように、っていうデモをやってるみたいですが、あんなのは自分たちがCG以下と言ってる敗北宣言です。天然、手作り、無農薬など、機械化されていない、手づからの作業が、独自の価値を持つように、人の仕事はこれからも無くならないし、価値を持ち続けると思います。ただ、その席の数は限られていて、競争率が高まり続けるのでしょう。

10年後、僕の席は残っているのでしょうか。

はぁー、楽して生きていきたい。