2014年にレジェンダリー・ピクチャーズより配給されたゴジラの続編が公開されて観てきました。
前作の感想
キングギドラ、ラドン、モスラ、そしてゴジラら巨大怪獣の共演の絵面はとても素晴らしかったです！！ 鳥肌が立ちました。
一方、人間の方にフォーカスすると……うーん、これは個人的に微妙でした。ゴジラを見てきた人には、オマージュなど入っていて、とても良かったらしいのですが、自分にはご都合主義的な、誰一人としてプロフェッショナルがいないポンコツな連中ばかりで始終イライラしていました。
トランスフォーマーシリーズを手がける、レジェンダリーの良い所（CGの素晴らしさ）と悪い所（変に頭が良いようなシナリオを作ろうとして空回りしている）が出た映画と感じましたが、東映版のゴジラのシナリオもこんなもんだよ、って一緒に見た友人が言ってたので、映画の楽しみ方として、僕が間違っていたようです。
日本の今までの特撮映画が好きなひとには、最高の作品だったのではないでしょうか。
僕は、不満もあるけれど、次回作あれば絶対見たいですね！
以下ネタバレあり。
レジェンダリー版で明確なメッセージとして、原爆は悪ではないということですね。前作では水爆実験は敵味方わからないゴジラを抹殺するためだったという論でした。今回は、原爆を落とされた日本人の手によって原爆のスイッチを押すというシナリオ。こりゃねーわー！ って憤慨していたんですが、これはゴジラ一作目のオマージュだったようです。それにしても、あれだけ設備の整った潜水艦の中で、爆弾の時限装置すら作れないあの連中は、中学生の集まりなんでしょうか？ 臨界間際のゴジラの側にいて、被爆とか大丈夫なの？ ……ってこういうツッコミが野暮な映画でした。
とにかく怪獣の登場シーンはかっこよかったです。雷を背に、ゴジラとキングギドラが相対するシーン、身震いしました。ラドンと戦闘機のドックファイトもカッコよかった。モスラの月光蝶のような神々しさ。発電所から給電して、全身から雷をほとばしるキングギドラ。バーニング状態で、ただ立ってるだけで、破壊の限りをつくすゴジラ。どのシーンも目に焼き付いています。
一応、次回作のツナギっぽいシーンがありましたが、キングギドラの首はどう使われるのか。個人的には、メカになって欲しいですが！
今回も吹替版で見ました。基本的に画面に集中できて、情報量の多い吹替版を選ぶのですが、今回はミスキャストが目立ちました。
俳優の顔と声が全然合ってなくて違和感いっぱいでした。
