クラウドファンディングで出資募集されていた植田明志さんの作品集がついに完成し、手元に届きました。
現在、sipkaさんで製品版が予約中です。
また、作品集刊行を記念した個展「風の祭」9/28〜11/4においても販売予定のようです。
自分がリターンしたのは、・作品集完成本 ・エコバッグ ・作品集のクレジットへ名前を掲載 ・ドローイングBook というプランでした。名前の掲載は本名にしましたが、ハンドルネームにすればよかったかな? リターンには含まれなかったサイン(というかドローイング?)もついていました。嬉しい!
以下、リターン品の紹介。
- リターン1:エコバック
- リターン2:サイン
- リターン3:ドローイング集
- リターン4:植田明志作品集 「風の跡 MARK OF WIND」
- 植田明志さんについて
- クラウドファンディングプロジェクトとしての評価
- 植田明志作品掲載記事
- クラウドファンディングに出資した本
リターン1:エコバック
生成り色のコットン製のエコバックです。
中央に植田さんとsipkaさんのダブルネームのプリント。
リターン品はすべて収納することができます。
大きさは高さ約32センチ✕幅約25センチ。
リターン2:サイン
もともとリターンには含まれていなかったサインと言うか、ドローイング?
現在予約中の製品版の初版特典に当たるものでしょうか?
植田さんの重要なモチーフである子供と羽根。
リターン3:ドローイング集
立体作品の構想スケッチなどが含まれるようです。
30ページ、フルカラーA5版。
リターン4:植田明志作品集 「風の跡 MARK OF WIND」
92ページ、フルカラーA4版。
表紙はマットな紙質に金の箔押しで、全体の黒が映えます。
表紙の紙はもうちょっと厚みがあったほうが、より雰囲気が出たかなと、これぐらいが些細な要望でしょうか。
本の中身をお見せすることはできませんが、美術品の作品集としては写真レイアウトがかなり独特です。
カット割りが多用されていて、非常に緻密な立体作品のディテールをしっかり見てもらいたいという意思が伝わってきます。また、「すべてのものには物語がある」というシプカさんのブランドコンセプトと相まって、漫画のコマ割り……この場合はバンド・デシネ(ベルギー・フランスなど中心とした地域のアート性の高い漫画)を彷彿とします。
非常に情報量が多く大満足です。
植田明志さんについて
初めてシプカさんの店舗に行ったきっかけは、植田明志さんの個展「虹の跡」でした。緻密なディテールとスケール感、それと値札に圧倒され(笑)、最初に言ったのが「作品集はでないんでしょうか」でした。おそらく多くの人から要望があったのでしょうね。クラウドファンディング開始から24時間でストレッチゴールを迎えました。
イベントなどで撮影させて頂いたものを掲載。
植田明志さんの作品の好きなところはなんといっても、圧倒的なスケール感。超巨大生物、メガロポリス、森、山脈、惑星。作品の表面の微細な凹凸が大きな山や渓谷のように感じられます。作品そのものの外に大きな世界が広がっているようです。
老人と子供という両極端な人間のモチーフにしているのも特徴的ですね。賢さと純粋さを感じるというか。
クラウドファンディングプロジェクトとしての評価
24時間でストレッチゴールを迎え、大成功と言ってよいでしょう。
出資者側としても、とても良かったです。今回は当初予定されていた発送時期には10ヶ月ほどオーバーしたんですが、きちんと進捗報告がされていて、不満はなかったです。当初予定されていた内容からページ数もアップし、完成もワクワクしながら心待ちにしていました。
他社のクラウドファンディングには何度がリターンして、釈然としないパターンが多かったんですが、とても良かった。やっぱり報告は大事ですね。
コピー用紙でも礼状が入っていると出資者として嬉しいものですが、きちんとデザインされたメッセージカードが入っていました。
植田明志作品掲載記事
クラウドファンディングに出資した本