smogbom

蒐集/レビュー/散財。アートトイ,ThreeA,ソフビ,民藝。ウルトラライトハイキング。Giant MR4r。Apple,Mac,iPhone。

高評価VRゲー東京クロノス、アルトデウスの新作ディスクロニア:クロノスオルタネイトがクラファン中

f:id:smoglog:20211104174318p:plain

高評価VRアドベンチャーゲーム・クロノスユニバース最新作『DYSCHRONIA: Chronos Alternate(ディスクロニア: クロノスオルタネイト)がクラウドファンディング開始され、わずか4分間で目標額達成しました。記事の執筆時点で、現在は3倍以上の額を集めています。

今回のプロジェクトで集められた資金は、ゲーム開発費ではなく、マーケティングに用いられるそうです。来年春にVR版エピソード1が発売するので、もう開発は佳境なんでしょうね。

クロノスシリーズは、Oculus(現META)、SteamVR、PSVR等で展開していましたが、今作は、OculusQuest2に加え、なんとコンシューマ機であるNintendoSwitchにて、非VRゲームとして発売決定しました。非常に評判の良いクロノスシリーズを気になっていても遊べなかった層が、遊べる機会ができた、ということで、これまで以上に盛り上がれば、売上が還元されてよりよい作品が登場すると思います。(残念ながら、SteamVRやPSVRへの移植は開発規模的に今の所未定となっているようです)

自分も過去作2作を遊んで、日本のVRアドベンチャーゲームとして最高の出来だと思っています。

 

smoglog.hatenablog.com

smoglog.hatenablog.com

一方で、クロノスシリーズには明確な欠点があり、それはもっと潤沢なゲーム開発費があれば、ということです。キャラクターとの会話は、ギャルゲー立ち絵方式の切り替わる方式ではなく、シームレスなアニメーションであって欲しいし、舞台装置やオブジェクトはもっとリッチにして、VRならではの臨場感を体験したい。

今回集めた資金は、マーケティングに使用されるということですが、今作もきっと面白い作品であることは前作、前前作を遊んで確信しておりますので、より多くの人に購入してもらって、よりよい作品作りに役立ててもらいたいです。

 

TOKYO CHRONOS (PSVR専用)- PS4

 

一方で、懸念材料としては、Switch対応についてです。VRゲームとして、ある意味覇権タイトルと言っても良いクロノスシリーズですが、VR市場そのもののパイが大きくないんでしょうね。VRに興味ある勢には、ほぼほぼVR機器が行き渡り、その人たちはクロノスシリーズをもう遊んでいて、売上をこれ以上大きく伸ばすことはなさそう。

そこでSwitch対応に踏み切ったんだと思います。VR版とSwitch版、どちらも仕様が一緒というわけにはなりませんから、単純に制作コストが上がって、VR版に注力できない可能性もあります。また仮に、Switch版が大きく売れた場合、次回作以降、非VRの方に最適化が進み、利益が出ないVRの対応は後回しになってしまうことがないとも限らない。開発のMyDearestは、VRに情熱を燃やしていることを外から見てもわかりますけど、ビジネスはビジネスですから。

VRファンとしては、あくまでVRがクロノスシリーズの本懐であり、SwitchはVRの世界へユーザーを誘う呼び水であって欲しいところです。

 


www.youtube.com

 

さて、本作ディスクロニア:CAは、同じクロノスシリーズの世界観を共通するものの、作品としてのつながりは希薄で、本作から始めても問題ないようです。

今作は、ミステリ仕立てになっていて、探索や捜査をして謎を解くというもののようです。VRならではの、実際に周囲を見渡して、オブジェクトを触ってと、前作では完全には実現できなかった、そういう感じだったら嬉しいですね。

 

 

今回は、VR版は三部作構成で発売して、Switch版はVR版完結と同時に三部まとめて発売という方式になっています。今まで以上のボリュームが期待できますが、分岐とかどういう感じになるんでしょう。やはりある程度ループする感じなんでしょうか。ブロガー的には3回以上記事のネタにできるので美味しいですけど。

 

クラウドファンディングとしては珍しく、ストレッチゴールは設定されていません。スタッフロールに任意の名前がクレジットされるリターンは約一万円からと、ゲーム本編の割引額も少ないですし、純粋にファンとして応援したい気持ちがなければ、出資しにくいですね。

僕は、過去作のスタッフロールを羨ましく思っていたので、今回は初めて共犯者になりました。Smoglogの名前が流れるかチェックしてください(笑)。

僕が選択した9800円のリターンの内容はこんな感じ。

(1) お礼のメール + プロセスを楽しめる開発レポート
(2) 制作共犯者用_Twitterのフレーム+Twitterヘッダー画像 (リリィ)
(3)『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』[Epidode1〜3] 通常DLキー (約5%OFF)
+
(4) コンセプトスクエアアートブック (約30ページ)
(5) エンドクレジットへあなたのお名前を記載
(6) 作中のモブのセリフに参加する権利 (テキスト)

モブの会話テキストも書けるみたいですが、どんなふうな感じになるんでしょう。

 

ゲームだけ欲しいなら、4700円から。こっちだとスタッフロールにクレジットされないのが心ニクイ。本編三作で5000円くらいだと、一作1700円くらいですかね。そう考えると、分作で結構買いやすいのかな。

参照-VR時代到来の鐘を打ち鳴らすゲーム「ディスクロニア:CA」制作プロジェクト始動! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

春のエピソード1の発売が楽しみです。

 

smoglog.hatenablog.com

smoglog.hatenablog.com

smoglog.hatenablog.com