第一回ソフビ決起集会にて手に入れた松ヰチ(まついち)玩具さんのソフビです。
松ヰチ玩具さんは、本業が家具職人さんで、職人ならではの細かい仕事が光っています。原型から蝋型置き換え、ほぼ一点物の細かな塗装、付属の首輪もハンドメイドでご自身が仕上げられています。非常に満足度の高い、作家性極まる作品となっています。
成型色はロンロンが肌色、ジョンソンが黒色。
名前は、見た目の印象から直感的に名付けているそうです。
全高約8センチ。鼻先からしっぽまでの長さは約11センチ。可愛らしいサイズ感です。
頭部と胴体の2パーツ構成。革製の首輪が付属。鎖とバックル、スタッズは金属製です。
ロンロン
ロンロンは、犬の口の中から人の顔が露出するという、デス・ストランディングな見た目の犬です。
横から見ると、遠吠えする犬にしか見えません。
お尻は肌色。
サイケデリックな模様。
シンプルなアウトライン。
首輪によってパーツ分割の線を消す効果もあるところが、考えられています。
獣を擬態する人というと、北欧神話のベルセルクを連想しますが……。
中の人の顔は穏やかそうで、人でいることに傷ついてしまった人なのかなぁ〜、なんて思いました。
ジョンソン
続きまして、ジョンソン。
こちらはサイボーグ犬ですね。
胴体自体は共通ですが、印象が全然ちがいます。
すごく強そうです。
カメラの双眸がランランと。
美しく手のこんだ塗装も、この作品の見どころ。
首の部分のグラデーション、素晴らしい。
北欧なんかのテキスタイルのよう。オシャレ。
背中の模様、しっぽのグラデーション。
そう言えば、原型を型取りして蝋型(金型を作るのに必要)に置き換える時、このような突端部分にワックスを行き渡らせるのが難しいそうです。
イベントなどで、作家さんと直にお話することによって、作品そのものの理解が深まることがあるので、このような場は非常に大切なんです。
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