エーライトのポータブルチェアとして一番最初に登場したモデルとなります。
2013年の暮れに手に入れましたが、2013年モデルはフレーム構造を一新したことで、従来品と比べて10%の軽量化を果たしました。
この椅子は、足が2本しかなく、単体では自立しません。
人が座って足をついて初めて椅子として成立します。足が2本しかないので、軽くなっています。足が2本しかないといっても、座り心地は悪くはなく、むしろ座面は広くてシッカリしています。ロッキングチェアのようにユラユラさせながら食事や、寝相が良ければ睡眠だってできるくらいです。
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◯基本データ(実測)
スタッフサック:31グラム
フレーム:318グラム
座面:210グラム
公称値の522グラムは、フレームと座面の合計でしょうか。実測値では528グラムとなり、まずまず嘘偽りない数値かと思います。
◯手に入れてから5ヶ月
実は言うと、あまり活躍の時はなかったのです。
確かに軽量なのですが、僕が傾倒するウルトラライトハイキングの思想の中では、持っていくには重く、他に軽い代替品がありすぎて、あえてこの椅子を持っていくという選択肢が出てこない。
どうして購入したのかというと、アップルの福袋に並ぶ際に使うためでした。
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でも、それだけでは勿体無い。
他の荷物を軽くしてデイハイクに持っていったりしたのですが、腰掛けることのできる岩は普通にありますし、ちょっと無理に使っている感じがしました。
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転機があったのは、つい先日です。その時、1泊2日で自転車とハンモックで琵琶湖一周しました(この記事は、次回以降に書こうと思います)。自転車とモナークチェアの運用はどうか、と試してみたのです。
一日目は全く使わず、また無用な荷物を持ってきてしまったと思いました。一泊したオートキャンプ場で辛うじて使い、次の日、お店が無かったので、コンビニで朝食を調達しました。
この時、立ったままではエラいし、アスファルトや縁石に座るのは照り返しで暑いので、モナークチェアに座って食事しました。
このスタイルが自分の中でドンピシャにハマりました。
開放的で、疲れた身体をリラックスさせる事ができました。
自転車だけではなく、自動車に積んでいても、自動車の座席で食事すると食べ物のカスで汚してしまったり、今の時期は暑かったりするので、使えるのではないかと思いました。
◯組み立て方
フレームを組み立てます。
クッションコードで繋がっているので、カションカションと男心をくすぐる機構をしています。マンガ脳的には、槍と見たら三節棍と疑え的な。
次に向きを間違えないように、座面を取り付けます。
ピンとテンションがかかって、立派な椅子に変身します。
特にバランスを考えずに、普通に座ることができます。
背筋を立ててキッチリ座ることもできるし、ダラけた感じで寝椅子のように座ることもでき、懐の深い椅子です。
◯シリーズ構成
エーライトからは、兄弟椅子として、4本足で座面の高いのマンティスチェア、モナークチェアとマンティスチェアのいいとこ取りのメイフライチェアがあります。
どちらも候補として 悩みましたが、僕にとって軽さと他にはない独自性が、欲しいものの重要なファクターでしたので、他にはない2本足の椅子であるモナークチェアを選びました。