smogbom

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OMM イーサースモック(サイズS)追記アリ

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山道具がひと通り揃った感じなので、道具の見直しと行きたいと思います。今回は、レインジャケットです。白い方は、8年間くらい使っていた、ゴアテックスのハードシェルです。今回紹介するのは、写真の青い方の服です。

OMMのイーサースモック(サイズS)です。

OMMからは、ハーフジップのイーサースモックと、フルジップのイーサージャケットがラインナップしていますが、今回は、軽さを求めて40グラムをケチってイーサースモックを選びました。

 

◯ブランド説明

元カリマー創業者による新しいブランドで、元々はバックパックに注力されていたようですが、近年では、クロージングも充実してきました。ブランドの、OMMとは、オリジナル・マウンテン・マラソンの略で、その名の通りにマウンテンマラソン用の軽量ギアを制作するメーカーのようです。

マウンテンマラソンとトレイルランニングの違いがよく解りませんが、マラソンというからには、より長時間・長距離を走るスポーツなんでしょうね。

 

◯計測

まずは、今まで使っていたゴアテックスのハードシェル(ハイパーイリュージョンデザインのゼロファイタージャケット)から。

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実測631グラム。

ゴアテックスのハードシェルとしては平均的な数値なのではないでしょうか。もう8年ほど使っています。山にはもちろん、スノーボードにも普段着としても使いました。ドメスティックブランドならではの、日本的な色使いが気に入っていて、値は張りましたが、まだまだ使っていきたい製品です。事実、撥水性能はまだまだ有りますし、表面のダメージもそんなにありません。

 

買い換える必要あったかのか、と問われるかもしれませんが、それは、比較対象のイーサースモックを見てから!

 

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じゃん!!

サイズS、公称値180グラムとなっていますが、僕の個体は183グラムでした。誤差範囲内でしょうか。

 

つまり、631-183=448です。ほぼペットボトル1本分の劇的な軽量化を果たしました。

 

*写真は、ここから光源の影響で、ちょっとくすんだ色合いになってます。正しい発色は、上の写真ですので、ご注意ください。

 

◯生地について

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イーサースモックは、今年の10月に発売されたばかりの新商品です。防水透湿層として、イーヴェントという素材をつかっています。この軽さを実現するために、最新の一番薄い生地を採用しています。

 

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防水透湿層というのは、外からの水を通さず、中の蒸気を逃がすという仕組みをもった層です。雨の中、汗をよくかくスポーツをしている時、中に着ている服を濡らさず、快適に過ごすことができる訳です。

この防水防湿層は、基本的に半永久的な性質ですが、弱点となるのが、油で、もちろん人から出る皮脂も性能を低下させます。それを防ぐために、裏地が必要となってくるのですが、ウルトラライトなギアとなると、軽量化を優先して裏地なしの2レイヤーだとか、生地ではなく、コーティング処理をした2.5レイヤーが主流でした。今回のイーサーシリーズは正真正銘、裏地アリの3レイヤーで、最軽量級を実現しています。

それでも、ペラペラの素材なので、扱いには注意が必要になってくると思いますが、そんなの霞むぐらい軽いので、ガンガン使っていきたいと思います。

値段も、ハイエンドなはハードシェルは、イーサースモックの3倍くらいのお値段がするので、それと比較すると、費用対効果はそれほど悪くないと思います。

 

◯縫製

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ハイエンドな、良いヤツと比較すると、メイドインチャイナな部分があります。

生地にノリかコーテイング剤? のような飛沫の跡があったり、糸が飛び出ていたり。

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裏地のシームシーリング材が、シームの真芯に貼り付けていなかったり。

 

【12/30追記】

コメント頂きましたが、シームシーリング材というシームテープといった方が、正しかったですね。

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こんな感じで、テープが歪んでいます。

許容範囲だと思いますし、比較したゴアテックスのハードシェルよりも、5ミリ程幅の狭いテープが使われています。狭い分、制作難度は高いと思います。

 

◯フードのツバ

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ココが難物でして、プラスチックの硬い芯材が入っていて、小さく畳めません。もともと、走る人向けの製品なので、この仕様なのかもしれませんが、ゆるいハイクの場合はこんな立派なツバはいらないので・・・。

 

◯フードのコードストッパー

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首の後ろに一つあります。

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首のところに一箇所縫製されていない穴があるのですが、コレってゴム紐を外せるように、という事なんでしょうか?

 

◯ダブルジップと胸ポケット

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ハーフジップなのにダブルジッパー仕様です。胸ポケットがあるので、首から雨が入らないようにするのと、保温する為の仕様のようです。それと、きちんと顎がふれる部分は、フリースになっています。

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ポケットは、胸ポケットの一箇所のみ。携帯電話が入るくらいの大きさです。

 

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裏から見ると、ポケット部分は縫製ではなく、接着で処理されていることがわかります。

お腹の部分が和服のような合わせ目になっているのがカッコイイですね。脇の下に縫製部分ができないので、耐久性も高くなるそうです。

 

◯裾のコードストッパー

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簡易的なものが付いています。僕は、換気のために全開にするタイプなので、必要性を感じません。簡単に取れるなら、抜いてもいいんですけど、止水ジッパーとゴム紐のオレンジ色が差し色になってカッコイイので、悩みます。

 

◯まとめ

モンテインのスペクタースモックか悩みましたが、出たばかりですし、生地の発色も綺麗だし、値段も数千円ですが安いので、イーサースモックを選びました。多分、モンテインのスペクタースモックも、イーサースモックで採用している生地を使えば、さらに軽くなると思いますが、今後出たところで、それは仕方のないことですし、諦めました。

生地の耐久性を考えると、今まで使っていたゴアテックスのハードシェルのように10年使えるとは思えませんが、大事に使っていきたいと思います。