チムニー効果を狙って、アウターとインナーの3ピース構造にしたものの、蛇足でしか無かったため、潔く生のまま、ウコン缶に5ミリの空気穴14個開けた1ピースを、僕の低燃費・低出力アルコールストーブとしました。
次は、鍋を載せる五徳を兼ねた風を遮り安定した炎を上がらせる為の風防を作成しました。
材料は、ホームセンターなどで売っている、0.2ミリ厚のアルミシートです。0.2ミリだと、何度か使っていると、熱でペナペナになると、後で知ったのですが、僕の自作アルコールストーブは炎が一点に集中するし、出力も小さいので、大丈夫じゃないかな? と根拠もなく思うのですが、試用してみて判断したいと思います、
◯部材の切り出し
作り方は簡単です。
横は円周を測り、2センチくらい大きめの長さにします。今回の場合、使用する鍋がモンベルの480mlシエラカップで、円周48センチだったので、50センチの長さにしました。
高さは、ウコン缶がまるまる入り、不完全燃焼しないように、ある程度、鍋底との間に空間が必要と感じたので、20センチとしました。結構、大きくなってしまいました。
最初、トレイルデザインズのカルデラコーンのように、富士山型にしたかったのですが、円錐型にするために、上辺と底辺を緩やかな曲線にカットする方法が思い浮かばず、円柱型としました。
◯接合部
カルデラコーンでは、コの字型にプレスして、両端を嵌合していますが、そこまでの工作は出来ないので、単純に両端を折って、噛みあわせています。水の入った鍋をおくことで、内圧が加わって丈夫になります。
◯穴抜き
吸気と排気は、ハンマーを使って12Φのポンチで打ち抜きました。
排気が8個、吸気が半月形で8個です。
吸気については、構造が弱くなると思い、半分で抜きましたが、これは失敗で、吸気と同じように真円で抜けばよかったです。素手で触ると、危ないし、強度も現在の穴の数では、十分と判断しました。
◯収納ケース
メガネのスクリューケースを転用。ちょっと重いので、いいのが有れば交換したいです。風防しか入らないというのも・・・。
◯試用試験
写真はありませんが、燃料20ミリリットル(プレヒート燃料込)で400ミリリットルを沸騰させるに余力がありました。低出力と言っておきながら、結構な速さで沸騰しました(次はきちんとタイムを取りたいと思います)。
◯システム全容
本体:素材/コカコーラ社リアルウコン炭酸缶100ml・アルミ缶:10グラム
プレヒート台:素材/調理用アルミフォイル:2グラム
風防兼五徳:素材/0.2ミリ厚アルミシート:41グラム
風防ケース:素材/メガネスクリューケース:32グラム
合計:85グラム