ルナサンダルの(日本で展開するモデルの中では)もっともミニマルなモデルであるVenadoが届きました。使用するには、まだ寒いので、外観だけのレビューに留めておきます。
◯ペラペラ
思っていたよりもペラペラでした。
ソールの凹凸もほとんど無く、オンロード向きという表向きのカテゴライズもうなずけます。
未舗装道向きのMono(旧レッドヴィル)がゴリラ、全地形対応のOsoが猿と言う意味で、Venadoとは、霊長類ではなく、箱のアイコンから察するに鹿のような動物を意味するようです。
◯凝ったATSレース・ストラップ
一見すると、タダのナイロン糸製の紐にしか見えないこのストラップですが、じっくり見ると、かなり手の込んだ作りとなっています。
まず、足の親指と人差し指が触れる部分は、違う素材です。そこから、ルナサンダルのブランドマークの部分やタグは、断面が火で炙られ、毛羽たたないように一手間加えられています。
ストラップの端面は、ゴムのバンドで留められています。
甲の部分の裏面には、本体のフットベッド(中敷きの部分)と同じ素材が使われています。汗に対して滑りにくくする素材らしいので、同じ効果を狙ってでしょうか?
踵の部分は伸縮するゴムの素材です。
・・・という風に、細かく素材を切替えています。
◯最大の気になる点
・・・は、この踵直下のストラップのループ部分と思います。
ソールに直に露出しているので、削れて切れてしまわないか心配になります。ランニングに使用する時は、フォアフット走行によって、ここには過度の摩耗は発生しないのかもしれませんが、僕のように普通履きのサンダルとして使う場合は、どうなのでしょう? 長期的に使ってレポートしてみたいと思います。
◯おまけ
自作アルコールストーブセットの試作にて紅茶を作りました。
ウコン缶の口が小さいので、ナノストライカーでは火入れが難しいかな、と思いましたが、プレヒート用の燃料を本体外に零しておいて、何度か火打ちしたら、難なく着火できました。
長時間の調理用に低出力・低燃費のアルコールストーブをと考えていましたが、結局のところ、普通に湯沸が出来るものとなってしまいました。改良としては、沸騰させるための燃料量に対して、ウコン缶の高さが高すぎるので、切り詰めて、本体と風防の軽量化と安定化を図りたいと思います。同時に、風防の空気穴の位置調整。
あと、鍋フタ無しでは、細かなゴミがやっぱり入ってくるので、アルミフォイルで蓋を作りたいと思いました。