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冬支度;±0の遠赤外線ヒーター

冬が近づいて、寒くなって来ました

そこで、部屋に暖房器具がないので、±0の遠赤外線ヒーターを買いました。デザイナーは、無印良品の壁掛けCDプレイヤーや、auのINFOBAR、海外でも活躍している深澤直人さんです。

遠赤外線ヒーターという、あると嬉しいけれど、カッコイイインテリアとは成り得ていなかった物をデザインされた所が素晴らしいと思いました。
そういった物にまだ見ぬデザインの金脈が隠れていそうです。

なぜか、2つあります。

実は、通販で購入して箱から出す時、手が滑って落としてしまい、壊してしまいました。
完全に僕のミスなのです。

どうしてこんなことになってしまったのか。自分の不手際とは言え、今後、得るものも有るだろうと、考えてみます。商品の直して欲しいところ、とも言えます。

まず、箱から取り出す時、このヒーターは丸みを帯びた形状をしていて、掴むところが有りませんでした。解決方法としては、ヒーターに取手が付いているのだから、この取手を利用して引き出せる様に緩衝材の発泡スチロールに角度を付けて収めるなど、パッケージデザインにも配慮をして欲しかったです。

ヒーターの壊れ方は、サイドのプラスチックのパーツを止めている部分が割れてしまったせいで、隙間ができてしまったのですが、一応ヒーターとしては使えます。しかし、熱を使う製品なので、大事をとって処分することにしました。

しかし、直せるかもしれないと、分解してみました。
・・・。

最近、深澤直人さんの著書「デザインの輪郭」を読ませて頂き、その中に”張り”と言うセンテンスがあります。

デザインとはイコール見た目という認識がまだ根強くあります。深澤直人さんは、自分がデザインするう上で、最も大事にしているものは見た目の張りであると述べています。その張りというものは、「あの人は張りのある人だ」と言い方をするように、単に見た目の張りそのものを指摘しているだけではなく、内側から放たれる美しさを感じられるようなデザインをしたいと言っています。

この文章を見て、僕は大変感銘を受けました。
スティーブ・ジョブズは、真に優れた家具職人は、見えないからと言ってタンスの裏に良い材料を使わず、合板を使うことはしないと言っています。

このヒーターの内部もさぞかし美しい作りをしているに違いないと思いました。
ビスを取り外すし、パーツをズラすと、折れたプラスチック片が飛び出してきました。

!?

このヒーターは、ぴょこっと突き出た一ミリくらいのプラスチック板に直接ビスで穴を開けて保持していたようです。しかもビスの位置ズレています。

うーん、中身のディテールはおまかせなのか?
仕事を抱え過ぎなのか・・・。
もう少し賢い方法があると思うのですが。

カスタマーセンターに修理の問い合わせさせて頂いたところ、修理と再購入の値段が変わらないので、3割引で提供いただけるとのことでした。
再購入。

とほほ。
性能的には不満ないです。
暖かい。