べストセラーになった、「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ (著) 玉樹 真一郎 を数ヶ月前に購入しました。
僕が愛してやまないビデオゲームを、低俗な児戯としてではなく、ビジネスにも転用できる画期的な体験デザインとして紹介していく本です。元任天堂企画担当という肩書にも惹きつけられました。
んが……
この本……ぜんぜん面白くない。
貧乏性なので、購入した本は読了するのが基本ですが、流石に本文中に「つまらないと思った方、ここまで読んでご苦労さま」と言われ、馬鹿馬鹿しくなり、本を投げてしまいました。
僕が読んだところまでで、マリオとドラクエと風の旅人を例に「ついやってしまう」のはなぜか、体験デザインを解説しています。
マリオの話は「うん、知ってるね」
ドラクエの話「うん、考えすぎだね」
風の旅人の話「うん、知ってるね」
終わり。
アマゾンでは高評価の本ですが、自分は価値を見い出せませんでした。
図式が豊富なんですが、絵心ないし、適当。これでいいのか? 外注してほしい……。
ゲーム大好きという人向けの本でもないし、ゲーム大嫌い向けの本でもない。カジュアルにゲームを楽しむ、ゲームに偏見のない人向けかもしれません。僕にとって、元任天堂企画担当というパワーワードに踊らされて「つい買ってしまう」ように仕向けられた営業の上手い本でした。そこは素直に感心しました。
「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ
- 作者:玉樹 真一郎
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/08/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)