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チラ裏食レポ / 人生初の松屋・松のや[長浜]

長浜の天下一品跡地に松屋ができた。

最近は、特に玩具購入熱が上がってしまい、家計は火の車状態だったので、なかなか孤独の外食に向かうことがなかった。

この日はたまたま残業をさせられてしまって、お腹と背中がくっついて核融合反応を起こしそうだったので、目についた開店ののぼり旗に吸い込まれてしまったのだった。

オープンセールで、牛丼の定食が500円、トンカツの定食が600円だった。

半世紀近く生きてきて、実は一度も松屋に行ったことが無かったのである。

それは、生まれてきて鼻血を流した経験がない、というの合わせて、どこで自慢するのかわからない自己アピールだったので、今披露できて嬉しい。

 

真新しい店内のエントランスは、なんだかスターバックスのような感じがあって、社内で女性客でも入りやすいように、みたいな会議があったんだろうな、なんて思った。ちょっとターゲッティングが行方不明な雰囲気があるが、実際清潔で良い感じだった。

発券機と会計の機械が別々になっている、という面倒くさいフローを客に強いてくる。松屋の会議って強い権力持ったリーダーが、周りの話を聞かずにゴリ押しする内情なんじゃないか、と勝手に妄想した。

会計すると、牛丼の定食が500円に深夜料金の40円が騙し討ちのように載っかっていた。

 

提供スピードと味はとても良かった。

テーブルの上のステッカーに、料理のコダワリが載っているのも良い。

実際の料理と同時に情報も喰らう。

自分の舌と情報、確信を持って味わうことができる。

これで500円(チッ、40円多く取られてたのだった)なら値打ちである。

 

次の日は、休日出勤だった。

帰宅して、食事して、お風呂に入って、歯を磨き、人生の恋人(オフトゥン)との甘い逢瀬を楽しもうと思ってウトウトしていると、「あれ……? そういえば設備の電源落としたっけ?」 と自分の最後の行動が思い出せない。

別に電源入れっぱでも問題ないのでは? いや、万が一がある。でも面倒くさい。でも。でも。葛藤を繰り返し、頭の中の天使と悪魔が討論しあい、結論を出す。

結局、パジャマのまま会社に向かったのだった。

会社はすっかり人の気配がなくなっていて、なんだか不法侵入をしているかのようだった。失敗した。作業服に着替えてくればよかった、と思ったのは後の祭り。不審者のようにソロリソロリと入っていくと逆に怪しいので、堂々と入っていった。

自分の担当部署について、電源を確認するとーー。

 

……電源は落とされていた。

やはり……私、失敗しないので。

安心したせいか……、腹が、減っていた。

 

2日連続で来てしまった。

シャブ中だ……いや、それは別のお店の話か。

今回は、おろしトンカツの定食である。

深夜にヘルシー! 

ヘルシーなので、ご飯は大盛りにした。

大盛りにしても無料である。

 

深夜、客も疎らな店内。

カリっとした衣のトンカツ、丼ぶり盛りの真っ白い米、味噌汁。

深夜のヘビー級カロリー、それは罪の味。

いいかい学生さん、トンカツをな……

 

以上レポっす。

チラシの裏すんません。

 

最近AIと会話して小説を作る、という遊びをしていて、なんだか筆が乗りました。