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機動戦士ガンダムGQuuuuuux Beginningを劇場で観よう!(後半ネタバレ感想)

サンライズとスタジオカラー夢の共演、エヴァの庵野秀明が脚本(脚本は共同、画コンテにもクレジットされていました)という話題沸騰の機動戦士ガンダムGQuuuuuuxを見て来ました。

劇場公開されたビギニング(始まり。開始。また、物事の初期・起源)は、TVシリーズ放映に先駆けて、一部数話を再構成させた作品になっています。

それを聞くとTV放映待ってもいいんじゃ……と思うかもしれません。

ネタバレ前に言っとくと、この作品は劇場に見に行くべきです。TV放映された時に、何倍も面白くなる仕掛けが施されています。

親子で見に行ってもいいんじゃないでしょうか。

 

以下ネタバレ

 

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軽く考察動画を見てしまったんですけど、めちゃくちゃ驚きました。

最初のナレーション、効果音、カット割りが「まんま」でファーストガンダムファン勢は歓喜だったのではないでしょうか。

サイド7への秘密部隊の偵察から始まる機動戦士ガンダムの物語が、たった一つの特異点からバタフライエフェクト的に大きく変化していく様に驚きます。

この世界が平行世界なのかはわかりませんが……。

機動戦士ガンダム本史の流れと、ジークアクスの時の流れを見比べて、登場キャラクターがどうなっていったのか妄想するのがめちゃくちゃ楽しそうです。

 

個人的に感動を覚えたのは、監督の制作姿勢です。

庵野秀明とクレジットされれば、当然エヴァの呪縛の囚われた人間が、そっちのけで騒ぎ立てるのは自明の理。自分の我を殺して、サービス精神に徹したように感じました。

ガンダム的なシーン、エヴァ的なシーン、観客が見たいものをしっかり見せてくれたように思います。

ガンダムが動くシーンはエヴァが歩くまんまだし、動きもMSと人造人間的なシーンもあった。主人公の家はネルフ社宅だし……。

もしかしたら、庵野秀明氏本人が監督するよりも、求めていたものを作ってくれたかもしれません。

 

文字通り、前日譚となるビギニング部分は非常に見応えあるもので、本編シーンで見覚えのない、ポケモンアニメのキャラみたいな新キャラ達が出てきて、一瞬トーンダウンするかと思ったら怒涛の展開。

TV版で1話に担当する部分で、この込み入った内容を、しっかり主役ロボに主人公が搭乗してしっかり戦い、勝利する、と詰め込めることができるのか?! とハラハラして見てましたが、主人公の性格が本当にぶっ飛んでる。

途中までちょっと訳分からんな、この主人公……と思ってました。携帯の画面割れたからって、非合法の闇バイトに付いていくって、ちょっとZ世代すぎんか(偏見)。

 

ジークアクスに、一般人が乗り込んで、謎のキラキラゾーンにトリップして、一言、「わかんないけど、わかる!」 って言った瞬間、バチっと嵌りました。

こんな支離滅裂な主人公を、ニュータイプだから、まるっとOKってことにしちゃう万能感、便利さ。素晴らしいな、って。

同時に、観客もワンチャン自分がガンダム乗り込んでも「わかっちゃうかも」と期待を持たせます。

 

近年のガンダムの決めシーンって、なんかエモいBGMがなって、ビームの一斉掃射って感じが多いですが、スローモーションの中、MS本体の動きで決めていくのが良かったです。ところどころ、よくわからん動きもあったけど。

 

TV放映がとても楽しみになりました。

消えた人物、生き残った人物のその後、未だ登場してないガンダム本史のキャラクター達。歴史の偶然によって才能が埋もれてしまうんですかね? どうなんだろ。

個人的にザクの腰バーニアがあって、四肢が細く筋肉質になってるデザイン、すごく好きでした。

 

Beginningパートだけ別途で分割エピソードとして放映されるかもですが、劇場に見に行って良かったです。

特典はネタバレ激しい方が当たりました。

 

綾波ハンバーガー食べました。