パニック・プレイデートは黄色いキュートな本体に、高精細のバックライトなし(!)モノクロスクリーン、格納式のクランク付きという尖った仕様の最新の携帯ゲーム機です。
このゲーム機は、ゲーム配信方法もユニークで、毎週決まった日に2本、計24本のゲームが届く仕組みです(その他にもゲームは自由にインストールできますし、自分で開発もできます)。
現在配信中のシーズン1のゲームの紹介記事です。
第何週目になんのゲームがとどくのか、ネタバレになってしまいますので、記事にはナンバリング等はしません(日付でバレるけど)。
今年最後の記事で、ご挨拶して終わりにしようと思いましたが、どうせ明日も記事更新するので、普通に記事を更新していきます。
ちょっと紹介記事が間が空いてしまい、配信ゲームが溜まってます。
他のネタが溜まっていたのも原因ですが、このタイトルの評価が難しかったのも理由のひとつです。
今回届いたゲームはデーヴメイカーズ制作のエグゼクティブ・ゴルフ・デラックスです。こちら葛飾区亀有公園前派出所に似たようなエピソードがあったと思いますが、オフイスビルを舞台としたゴルフというゲームです。
すみません! やはり、このタイトルは、褒められる部分はグラフィックスのみ。
ゴルフというスポーツと考えると、全然おもしろくないです。
まず、ゴルフというゲームは、ティーショットで大きく飛ばし、次にグリーンへ寄せて、最後は芝目を読んで玉を転がしてカップへ入れるという場面場面に要求される技術や戦術が異なるスポーツです。コースの作りを読んで、設計者が配置した障害物を避けて、如何に打数を減らすか、というスポーツです(と思いますが、数回しかコースに出たことがないので、ニワカ考えかもしれません)。
このゲームのコース設計は、単調で障害物が多すぎること、天井を突き破ってボールを移動しなければならないことなどあって、打数が無茶苦茶膨らみます。ゴルフという競技として考えると、とてもストレスフルなんです。途中、特殊能力カードを取得して、特別なショットを打てますが、だからなんなんですか? 豪快に飛距離を出すショットもありませんし、神業的なアプローチショットもありません。淡々と、淡々とめげずにボールを打つべし、打つべし。跳ね返って出戻り、だんだんと精神がすり減って、虚無へと向かいます。結局、ラウンドすべてを消化するまでもなく、遊ぶことをやめてしまいました。
ショット角度をクランクで操作するのですが、あえてクランク操作にする理由がありません。仮に十字キーの上下で操作するのと、まったくフィールは一緒でしょう。
回す量で、スイングの強さが設定できるとかだったら、理由にはなったかもしれません。
ゴルフをしたことがない人が、イメージだけで作ったゲームにしても、ちょっと……。
個人的にはガッカリ・ハズレゲーでした。
僕の遊び方が間違っているのなら教えてください、お願い致します。
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