全国巡業中の富野由悠季の世界展に行ってきました。
「機動戦士ガンダム」放映開始から40年
『機動戦士ガンダム』(1979年)、『ガンダム Gのレコンギスタ』(2014年)などのガンダムシリーズのほか、『伝説巨神イデオン』(1980年)、『聖戦士ダンバイン』(1983年)といった数多くのオリジナルアニメーションの総監督を務め、国内外のアニメーションに多大な影響を与えてきた富野由悠季(1941年生まれ、神奈川県小田原市出身)のこれまでの仕事を回顧、検証する初めての展覧会を開催します。
「虫プロダクション」に入社して『鉄腕アトム』の制作に関わった駆け出しの頃から現在に至るまで、55年にわたる富野の仕事を通覧します。そして、氏がこれまでに監督してきた各作品の映像的特質を、富野直筆の絵コンテや、富野と仕事を共にしたクリエーターたちのデザイン画、原画、撮影に使われたセル画などの原資料をもとに検証します。また、自らの作品世界を掘り下げた小説、主題歌などの作詞、様々な分野の人々との対話など、富野のマルチな活動と才能も見逃せません。本展では、こうした側面にも焦点を当てます。時代や人々に与えてきた影響と、氏が訴え続けたメッセージは何かをひも解きます。引用‐公式サイト
兵庫県立美術館会期
2019年10月12日(土)~12月22日(日)
月曜休館
※10月14日(月・祝)と11月4日(月・振休)は開館
※10月15日(火)と11月5日(火)は休館
これ目当てではなく、別の用事で神戸に行ったとき、時間があったので、ちょっと寄るつもりでした。
結局、閉館間際まで四時間くらい居ました。安藤忠雄設計の建物もしっかり見たかったし、コレクション展もきちんと見たかったんですけど、時間オーバー。
ガンダムは好きなんですけど、富野由悠季監督は個人的にちょっと苦手でした。この人いつも、何イキってんの? って恐れ多くも思ってました。
入り口のプロジェクター画像。多分、ターンエーガンダムの冬の宮殿をモチーフにしているのかな?
国民的ロボットアニメなだけあり、凄い人でした。
客層は男性と家族連れが多かったです。ガンダムは最初人気が低迷して打ち切り、再放送から人気が出たと言う話は有名ですが、その内訳は女性アニメファンが多かったらしいのですが、あんまり女性客は目立ってませんでした。やっぱりガンダムWとかシードとかが現役なのかしら?
混雑極まっていたんですけど、近年行った美術館のキュレーションの中でピカイチでした。展示数もキャプションも膨大で、行列の流れに従って歩きながら眺めていくという感じで、渋滞することがなかったです。各所にアニメのワンシーンがプロジェクターで放映されていて、展示を見るのに疲れたら一時撤退して、アニメを眺めるという感じ。
展示をじっくり見ていくと、めちゃくちゃ情熱がかけられていると感じました。膨大な資料にただただ圧倒、素人にはまったく訳がわかりません。
テレビ企画書とかも展示されていましたが、スポンサーを集める企画書なのに、なんかパッとしてなくて、これを見せられても面白そうなんて全然思わないんですよ。そりゃ巷に漫画の原作アニメとかがあふれる訳です。
展示を見ていて、予期していなかったんですけど、何度か泣きそうになってしまいました。
このシーンそういう意図だったのか、わかんねーよ! って。
自分はターンエーガンダムが好きなんですけど、ソシエはともかく、ロランとディアナとキエルはハッピーエンドと誤解していました。っていうか、ディアナって今回地球に降下した瞬間から、覚悟していたのかよ、って。
隣で、ラストシーンのアニメ流れるし、音楽も大音量だし……あかん、涙が出てしまう!!
テレビCMの提供画面のバックに表示されていた安田朗さんの油彩画が展示されていて、あまりにでっかいのでびっくりしました。
見たことなかったんですけど、ブレンパワードのオープニングって、今でもテレビで流せるんでしょうかね?
とても良かったです。
何も買うつもりなかったけど、図録買いました。
正直、展示内容をじっくり見れる情報量ではなかったので、この図録は良いと思います。
ここから建物の写真。
後でしっかり見て回ろうと思っていましたが、時間がなくなってしまいました。
個人的に安藤忠雄さんの建築は初期のコンセプチュアルな個人宅のほうが好きですが、大規模施設の場合も水辺にある建物は好きです。
螺旋階段、綺麗でした。
フォトスポットになっていたりんご。
突き出たひさしがカッコいい。
なんかデカイ女の子立像がありました。あとで見に行こうと思っていたんですけど……。
神戸旅の記事は、次で最後です。