ブログ更新も忘れちゃうくらい夢中でプレイ中なんですが、25時間遊んで話の良い区切りになったので、ここで感想を書きたいと思います。公式サイトに書いてあること以外のネタバレはなしです。
任天堂Switch専用ソフトのファイアーエムブレム風花雪月を、発売から一週間くらい後に購入して遊んでいます。発売日に買わなかったのは、その時忙しかったのと、自分が最後に遊んだ3DSの覚醒がちょっと好きじゃなかったから。8月に購入する予定のソフトが発売延期もあって、購入したんですが、良い意味で裏切られました! すごく面白いです。印象としては、アシストモードありますが、どちらかというと従来ファンやコアゲーマー向けのタイトルですね。
ファイアーエムブレム(FE)は、ターンベースの戦争シュミレーションゲームとしては、かなり古くからあるIPです。流石にマンネリ感もあり、なんらかのテコ入れがあると思いましたが、最新作はコア部分の良さはそのまま、育成要素を超強化して、その変化が成功しています。わかりやすく言うと、ペルソナ3、4,5っぽいというか。要するに学園モノです。主人公が生徒と教師の違いなど、差異がもちろんありますが。
バトルシステムは、基本的に従来のFEから大きく変わりません。大きな違いは戦闘パートの後。今まで戦闘後にストーリーが語られ、戦闘準備するパートだった部分が、キャラクター育成パートになっていて、ゲームはこの部分にかなり比重が多くなっています。ペルソナでは、育成は基本的に自分だけ、残りの仲間は親交度を上げるという感じですが、FE風花雪月では自分も含めて、10名以上の生徒をマネジメントすることになります。チクチクと上昇していく大量のゲージを眺めて悦に浸る。
おまかせモードも搭載されていますが、育成パートのシステムは結構入り組んでいて、自分の場合は、ある程度理解するのに10時間程度くらい必要でした。効率の悪い部分があり、やり直したい部分も多くありますが、おそらく学級によってストーリーが異なると思うので、3週はプレイ可能みたいなので、次の週に持ち越そうと思います。
戦闘における大きな変更点がひとつ。伝統の三すくみがなくなりました。これはどうかなーとプレイ前は思っていたんですが、問題なかったです。この三すくみって、実は戦略性よりも、膨れ上がるメンバーの中の活躍していないキャラの救済という側面が強かったと気づきました。今回は一回の戦闘でプレイアブルキャラは10人と、そこまで多くないので、相性が悪いから今回は待機しておこうというプレイスタイルだと流れが良くないと判断したのかもしれません。また育成の自由度も高くなりました。全員斧の部隊も作ろうと思えば作れます。思い切った決断だと思いました。
戦闘における三すくみは無くなりましたが、物語における三すくみがあります。
今回、プレイヤーである主人公は士官学校の教員となり、3つある学級の一つを受け持つことになります。
その3つの学級は、物語の舞台となる大陸において、現在均衡状態にある3つの国を素としています。
やべ、三人とも目をつぶってる……キャプチャ撮るの下手か!!
シナリオは二部構成のようで、第一部が士官学校編で、3つの学級はときに肩を並べて学校行事や課題に共に参加し、励むのですが、第二部は国内状況が変化して動乱の時代を迎えるようです。同級生同士が戦争で戦うというドラマティックな展開です。
最近のFEは王道といえば聞こえがいいですが、ヒロイック過ぎて大人にはちょっと幼稚なシナリオが多かったので、ドロドロとした戦記物になると良いなぁ。
多分、一番人気はエーデルガルトちゃんで、2番人気はディミトリで、三番目がクロードでしょう。
自分はレスター諸侯同盟を選びました。
お国柄的にも好きだし、弓使いが多い国らしいので、それも好きだった。
今回、弓強いです! スキルで近距離攻撃できるし、飛距離伸びるし。ただし、育成には癖がありますね。漫然と弓だけで戦い、育成していくと、最上級職には就くことが出来ません。
今までのFEは、ユニットは段階的に増えていくんですが、今回はいきなり担当学級の全員が集まることになります。曲者ぞろいで、性格も違えば将来の夢も違います。問題を抱えていたり、辛い過去があったりで、教員として彼らを見守り、導いていくので、すごく愛着がわきます。
キャラクターを育成していくことで、必要な能力値まで高め、試験を受けて合格することで、クラスチェンジしていきます。
生徒だけでなく、教師である主人公も自らを鍛えてクラスチェンジしなければいけません。リソースは限られているので、悩ましいことこの上ない。
学園パートが非常に楽しかったので、第二部が不安でしたが……杞憂になりそうです。
頼りなかったあいつが逞しく! 地味だったあの子があんなに可憐に!
現状良くないと思ったのは、ビジュアル面です。Switchだから期待しないで、と思うかもしれませんが、自分が遊んだSwitchタイトルの中でも一番良くないです。キャラクターの表示数が多いし、そちらにリソースが取られているのかもしれませんが、描画エンジンの方で工夫して、もう少し味のある絵がだせたら良かったのになぁと思います。特に学校が圧倒的にハリボテ感があり安っぽいんです。
カットシーンがたくさんありますが、演出的には今ひとつ。ソシャゲのヒーローズのムービーの方がきれいかもしれません。
主人公の感情をなくした男感が半端ない。
一周遊んでの感想 (別記事)
ファイアーエムブレム 風花雪月 -Switch (『TCGファイアーエムブレム0』限定カード「士官学校の新任教師ベレト」 同梱)
- 出版社/メーカー: 任天堂
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25時間遊んで学んだコツ(ネタバレあり)
ここからはプレイ中の方向けの、自分が中盤まで遊んでみて学んだ育成のコツです。完全に理解できていないので、間違いあるかも。難易度は、ノーマル/クラシックです。
初週の自由行動日は散策。
目的は生徒のやる気をマックスにするためです。やる気は個別指導に必要なゲージですが、個人指導に消費するポイントは一人につき1ポイントなので、やる気マックス状態がお得です。
まず、食堂に向かい生徒の好きな料理(上向き矢印)があれば、そいつを選択します。
これ一回で二人のキャラのやる気マックス、親交度アップ、指導レベル経験アップ。
次に、各生徒に会って落とし物や贈り物をしてやる気をアップします。贈り物は、名簿にある好きなものを送ると二倍の効果があります。
贈り物は温室で花を栽培するのと、商人から買います。商人のは限定1なので、余裕があれば毎月買い占めておくと良いです。高価なのは買えないけど。
支援がアップするタイミングもやる気がマックスになるので、贈り物等を無駄にしないように、散策時はパスをして、授業中に上げるようにすると良いです。
誕生日は担当生徒の場合は、花ではなくお茶会で。うまくやれば、魅力も上がるし、親交度も上げれる。
キャラのクラスチェンジについて。上級職になるには、一定のレベルが必要ですが、レベルに達しても能力値が足らず、下級職のままでは能力値補正が無駄になります。そのため、先を見通して育成することが必要になります。上級職ではメインに使っていた技能以外の能力も必要になるため、最終的なクラスを見越した転職をしていくと楽です。
例として、弓系の最上位職はボウナイトですが、弓系の職を転職していくと、乗馬と槍のスキルが全く育ちません。戦闘中も乗馬スキルが上昇するので、一回ソシアルナイトを経由するとかすると楽かもしれません。
骸骨騎士の倒し方。
玉砕アタックの出来ないクラシックモードで序盤は特に大変ですが、騎馬の再行動か戦技の引き寄せと計略を使えば倒せます。骸骨騎士は移動もせず、前後左右1マスしか攻撃範囲がありません。なので、反撃なしの計略を使って、周囲1マスにとどまらなければ良いのです。ちょっとハメ技っぽいですけど。
第一部で主人公の能力値を上げることで、他学級のユニットを引き抜くことができるのですが、他学級の子は、メインシナリオに出てこないので、思い入れがあまり有りません。そのキャラが成長して出てきても、あんまり感動しないんですよね……。最初の一周目は、引き抜きは積極的にしない方がいいかもしれませんね。先生方や無所属のユニットは、スカウトもしやすいです。