smogbom

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Googleのゲームストリーミングサービス「stadia」のすごさ

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グーグルが新しいゲームプラットホームを発表しました。

これ、ゲキヤバです。歴史の転換期に僕はいます。興奮が止まりません。

まだ詳細や料金方式が不明ですが、場合によちゃあ、ゲーム以外の全部がstadia以前以後で語られる未来もありえます。

 最高スペックをもとめてゲーム機やパーツを買い換える時代が終わるかも

stadiaはゲーム配信サービスです。重く時間のかかる処理をグーグルのサーバー群で処理して、クラウド経由で手元のPCやタブレット、スマートフォンなどネットに繋がる端末を持っていれば、何十万円もお金をかけた最高スペックのゲーミングPCを買う必要性はありません。

 

あれ? こういうサービスって現在にも、過去にもありましたよね。

ファイナルファンタジー13や、いまニンテンドースイッチで配信しているバイオハザード7やアサシンクリードオデッセイなど。それらと違うのは、遅延や画質劣化などで、高スペックゲーム機やPCと同じ体験は出来なかったのが、それ以上の体験ができるということ。

しかも、技術革新で、スペックが上がったとしても、こちらで端末を買い換える必要性はありません。

 

ゲームハード戦争はまもなく終わるかもしれません。

 

ゲームがエンターテイメントの王様になるかも

エンターテイメントの王様ってなんでしょう。小説、漫画、ラジオ、テレビ、映画、ゲーム……とあったらやっぱり映画じゃないでしょうか。コンピュータゲームの商業規模はどんどん膨れ上がっていますが、歴史が浅いうえに、子供のものであるという固定概念が強い。

コンピュータゲームのコストパフォーマンスは、他のどのメディアよりも優れていると思います。単純にボリュームが凄い。しかし、そのためには数万円するコンソールを購入しなければなりませんでした。そのせいで、ゲームをやる層とやらない層は、映画よりもはっきりと別れていた印象です。

stadiaは、ソシャゲのように手持ちのスマートフォンや、テレビに繋いだクロームキャストやファイアスティックなど安価な端末でAAAタイトルがプレイ可能です。

訂正:現状プレイにはChromeブラウザが必須みたいです。

本格的なゲームをやってこなかった層も遊ぶようになると思います。

「ファミコン」がゲーム一般を指し示していた時代のように、「stadia」が今後のゲームそのものになる時代がやってくるかもしれません。

 

 

ストリーミング配信という方式が、今までとは全然違うゲームを生み出すでしょう。

それこそ映画のように、2時間でクリア可能な超濃密なシナリオと演出のゲームもありうる。

 

stadiaは、ダウンロード不要で、5秒でゲームをスタートできると言います。自分はこんな未来を想像しました。YouTubeでも生放送番組でもかまいません。有名配信者やゲーム好きのタレントが「今からPUBGしようぜ!」と言います。

みなさんは、stadiaに接続。何千人(将来的には全世界の人が同じフィールドに接続)が、同時接続して孤島を舞台にバトルロワイヤルをします。

追記:確かにどこまでいってもストリーミングでゲームするのは、遅延がネックになると思います。でも、それもゲームジャンルに寄るんじゃないでしょうか。このプラットフォームならではの、新しいジャンルが生まれる可能性があります。

 

ゲーム以外にも使われるかも

この仕組がまず最初にゲームでサービス提供されることにまず注目すべきですが、この仕組は汎用性が高いので、映像のレンダリング、AI処理などにも用いられると思います。

ターミネーターのスカイネットを想像すると、ちょっとネガティブな印象も生まれてきますが(笑)、SFの世界のマザーコンピュータの使用権を巡って、経済が回るという未来もありえます。

やべー、グーグル、やべー。