インスティンクトイ / ベイビーインク4期「ルイ13世」(2014)
紹介のタイミング逃していたシリーズです。
インスティンクトイさんの初単独個展にて、会場のギャラリー「Wrong Gallery Taipei(台湾)」限定で80個のみ販売されたベイビーインク「ルイ13世」です。
海外限定でしたが、5体のみワンフェス2015[冬]にて販売された、国内ではかなりレアなモデルだと思われます。
ベイビーインクは、インスティンクトイさんの処女作「インク」の子供バージョンで、立ち姿の感じなどは、お子さんをモチーフにされているそうです。また、成型は日本、フロッキー加工は中国と、それぞれ得意分野を分配されており、輸送コストひとつとっても手間のかかった製品つくりとなっています。
全身をおちついた紫のフロッキーが覆っています。
ワンポイントのゴールドがハイソサエティな印象。インスティンクトイさんの得意分野な感じ。
会場となったWrong Gallery Taipeiさんのオーナーは、映画衣装を数千点保有されている世界屈指のコレクターでもあったため、今回の限定品は、ブルボン朝第2代のフランス国王であり、栄華を極め最初期の絶対君主であったルイ13世をモチーフにしたそうです。
目玉もゴールド。
お尻は白色です。
足の裏までしっかり覆っています。
ルイ13世と紫色との関係は調べた限りではわかりませんが、東西を見比べても、なぜか紫は高貴な色とされていますよね。昔聞き齧りした限りでは、単純に紫の染料が非常に貴重であることが一因とされているそうです。
インクと並べて。
このお尻をちょっと突き出した立ち姿が、窓から外を見る、幼い息子さんの姿なんだそうです。
インクとの改修点は、インクの脇がストンと真っ直ぐになっていたのに対して、ベイビーインクは、腕を曲げるポージングをさせて、脇の部分を自然な造形にした点です。この作品以降、ムッキー、ギャオ、ミャウオにも受け継がれるディテールになります。
おすすめ記事