INSTINCTOY/mini Vincent 2nd color "Metallic Blue"
インスティンクトイさん個人のオリジナル作品の中で、最も大きく高額な作品ビンセントを手乗りサイズにしたミニ・ビンセントの第二期です。1期は福袋に封入されていたので、単体で入手できるのは今回が初。
3DCADデータの単純にミニサイズ化ではなく、大きいビンセント製作時の課題点を修正・リサイズ化に伴ってディテールも改良される徹底ぶりとなっています。
それでいて価格は大きいビンセントの半額以下。
塗装版の大きいビンセントに手が出せなかった自分には福音です。
パーツ分けについては、接着箇所もあり判別がちょっとむずかしいので割愛。
可動箇所は両目、顎、両腕、両足となっています。
全長約230センチ。
成型色は白色のように思いますが、ご覧のとおり完全な包み塗装なので、足裏に至るまで成型色が露出したところはありません(もしかしたら、歯や角の部分が成型色なのかも?)。
大きいサイズと比較すると一目瞭然。
やはり迫力では負けてしまいますが、精巧な作り、素晴らしい塗装をこの価格で手にすることができるとは……満足度高いです。画像の受注生産された未塗装のものよりも安い!
ちなみに大きい方のサイズは、全長が約32センチ。
差異はぱっと見た感じ、本体の目がドールアイになっている(手持ちの大きなビンセントが日本生産モデルなため、現行のものとは仕様がことなると思います)。角が別パーツ化されている(異なる角のバージョンが計画中とのこと)。足の爪が一体成型されている。口の開く幅が広がった……等と、バーションアップしている点、簡略化されている点があります。
ぐるりと見てみましょう。
今回の塗装は、上からブルーメタリック、下からカッパーで塗られています。
リキッドのドロドロとした凹凸によって美しいグラデーションが生まれます。
これは静止画ではなく、手にとっていろいろな向きから見ると色の変化が凄くてびっくりします。
このラギッドなメタリック塗装には、中国の工場と年単位の時間を掛けて試作し続け、実現したものだそうです。
頭部に移ります。
牙の歯茎のところのグラデーションが美しいですね。
口は大きいビンセントに比較すると開く角度がかなり広がりました。
雄叫びを上げる感じがでてます。
これは素晴らしい改良ポイント。
目が動いて、弱っている表情が作れるのは大きいビンセントと同じ。
牙の塗装はちいさなリキッド達ひとつひとつに施されています。
流石にブラシ塗装ではなく、手書きなので印象は違いますが、手間がかかっていますね。
お手頃サイズと価格なのに、素晴らしいクオリティで大満足でした。
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