ミロクトイ / DR.ミロク・パワフルロボットシリーズ:護法戦神ロボ[濃灰色]
8月に抽選販売された新作護法戦神ロボ、ファースト素体カラー二種より濃灰色です。
パワフルロボットシリーズ第2弾、ミロクトイさんの作品の中でもジャイアントミロクに次いで大きな作品になると思います。
自分が簡単に調べてみた感じでは、護法戦神とはミロクトイさんの考えたキャラクターで、モチーフらしき仏像は見つけられませんでした。
似たような言葉で、護法善神(ごほうぜんじん)がありました。
仏法および仏教徒を守護する主に天部の神々(天)のこと。護法神(ごほうしん)、あるいは諸天善神(しょてんぜんしん)などともいう。
主な諸天善神の中には 帝釈天、四天王、大自在天 、 大黒天、鬼子母神、吉祥天、韋駄天 、 阿修羅 、 金剛力士……とあり、インドラからブラフマーまで他の宗教では主神クラスの強力なメンバー達が、仏教世界を守っている訳ですね。
このメンバーの中からあえてモチーフを抽出するならば、甲冑姿の四天王を連想します。
英語名ではダルマパーラ、こちらはストレートに護法という意味で、実在した古代インドの僧侶だそうです。ちなみに、ダルマが法という意味なので、パーラが護ると言う意味なのかな?
全高約26センチ、9パーツ。
堂々たる体躯です。
人づての感想に「短足だ」という感想を目にしましたが、自分はそうは思いませんでした。もしかしたら前掛けで隠れている部分を腰と勘違いしたのかもしれません。
分割されている部分は正しくはブーツ部分のみという解釈が正しいです。
気になるデイテールがたくさんありますが、詳しくは後述します。
護法戦神ロボの顔立ちはとても美麗です。
兜にはファイアパターンが刻まれています。
頭頂には房飾り。
胸の部分には仁王っぽい感じの顔。
対して背面には髑髏です。
髑髏と言えば、死の象徴。
それを背中に背負う意味とは。
背中というのは、敵ではなく味方に見せる面です。
このような恐ろしいものを味方に見せるのはちょっと近寄りがたい印象を受けますよね。一匹狼という感じなんでしょうか。
クールなお顔立ちと相まって、なんとなくキャラクターが想像できます。
怒りが前面に見えたドーピングマッシブアタックとは違った、敵には容赦しないぞという怖さを感じます。
肩には獅子。
鱗の鎧。
右手には剣というか、鉾の先のような形状の武器。
左手は、人造人間という感じの造作となっています。
腰の部分の見事な組亀甲の鎖帷子。
組亀甲文様は、吉祥文様で長寿を意味するそうです。
鱗に亀と海を連想するモチーフですね。
足裏には戦神と。
そしてスカートの裏には、分かる人には分かる、ファンネルのようなディテールがあり、ニヤリとします。
ドーピングマッシブアタックと並べて。
凄い勢いで新作が発表されていますが、今回もめちゃくちゃ凄いです。
そして、続く第三弾の原型が完成済み、第四弾の原型に着手と留まることを知らないとはこの事。ほんと、楽しみです。