ビーツーファイブ / アシッドレイン:ウェーブ0-02 ステルス・スピダー・マーク1e
800記事目というキリ番なので、今後はレビュー記事は基本、英字タイトルに日本語サブタイトルという形式で行こうかと……日本以外の国から検索してもらおう、という狡い考えです(800記事目だからと言う理由は偶然です)。
さて、アシッドレインはキット・ラウさんによる第二次世界大戦が終わらなかった世界を舞台としたオリジナルトイラインで、香港のオリトイ社から発売されていました。1/18スケール(人フィギュアが3.75インチ)というグローバルスタンダードなサイズで展開されていて、重厚な汚し塗装と凝ったギミックを持ち味としていて、それに見合ったやや高額な玩具です。
対して、今回紹介するB2Five社のものは、より簡易で安価な価格設定で1/28スケールにスケールダウンして展開するようで、オリトイとの関係性は不明ですが、同じアシッドレインという世界設定を取り扱うものの、オモチャの種類としては異なるものとなっています。
どのようなオモチャかというと、タカラトミーが展開するダイアクロンシリーズを彷彿とするような成型色そのままの成形の肉抜き部分が露出するような、ちょっとチープな感じで、1000Toysの出雲重機のようなモジュール化されたパーツを組み合わせる……そんなコンセプトのオモチャに感じました。
今回紹介するのは、ウェーブ0(商品展開はその後ウェーブ1,ウェーブ2と続く)の02です。01のストロングホールドも購入していますが、レビューの順序として、やりやすかったので、まずはスピダーマーク1からレビューします。
ビークルモード
アシッドレインに登場するロボットの多くは、ビークルモードとアーマーモードに変形します。アーマーモードは二足歩行ロボットの事みたいです。
スピダーマーク1のビークルモードは4輪バギーです。
アーマーモード
アーマーモードは、ダチョウのような見た目になります。
ちょっと鳥山明さんがデザインしたロボットを彷彿としますね。
変形シークエンスは、写真では説明しずらいので、公式動画を貼り付けておきます。
武器はガトリングガンが付いています。
B2Fiveは商品開発が凄まじく早いので、ウェーブ違いは単なるカラーリング違いではなく、細かな装備が違ってくるので、この武器も違うバージョンが出て来るのでは。
人フィギュア
大きさは約6,5センチですが、フル稼働します。
弱点は関節がポロポロハズレてしまうことです。塗装なしでチープでガシガシ遊んでよ! ってオモチャなのに、それが出来ず残念。
ただし、この弱点は次のウェーブから改善されたらしいです。
オリトイ版と比較。
実は肩の可動なんかは、B2Fiveのほうが良いです。
訂正:クリック関節が硬かっただけでした。
マスク脱着などのギミックなどは、流石にこちらでは採用されていません。
ダイアクロン隊員と。
まとめ
このオモチャの持ち味は、シリーズをたくさん集めて、パーツを分解して新しい形をつくるところにあります。
まだまだアイテムが出揃っていない現状では、面白さを十分に発揮できていない状態です。
わらわらと集める楽しみは、オリトイ版にもあったのですが、そちらはやや高額な価格設定だったのと、開発スピードが鈍重だったことがネックでした。オリトイ版は、キット・ラウさんのアイディア構想のスピードと噛み合ってなかったように思います。それがB2Five版が出た理由なのかなー、と邪推してしまうのですが、SNSなどをみるに両社の関係は悪くなく、お互いアシッドレインを盛り上げて行こうぜ! みたいな感じに思いました。
B2Five版が出たことで、オリトイ版がもう集める必要がないのでは、とも思っていたのですが、コンセプトが異なるため、どちらにも一長一短あって悩ましいところです。どちらをメインで集めるべきか……。
次回に続く。