戦乱の風が吹き荒れる、惑星ガルラを舞台とした愛と友情のストーリー!
ヨンライズが総力を結集して、この冬アニメ制作が決定! ……なんつって、これは嘘ですが、映像化されても変ではないような、ソフトビニール製のロボットです。
デザイン・原型を手掛けれたKAIJINさんのこれまでの作風とは趣が異なり、衝撃的な登場だったのではないでしょうか。
KAIJINさんは、カワイイ系のキャラクターを得意とされているように見受けられましたが、実はリアル系のロボットアニメで育ったバックボーンがあり、趣味の範疇でずっとこんなロボットが作りたかったそうです。新作をつくる際に、アドバイス・製造・販売を担当されたワンアップさんより「作りたいものを作ってみては?」と提案され、こちらの企画が立ち上がった模様です。今までの作風も平行して存続していく模様で、ガルラ戦記にも「プチガルラ」というSD頭身の別ラインがあります(未入手)。
今回記事にしたゲイズはガルラ戦記シリーズ第1弾で、汎用機の設定です。
登場するロボットたちは、武装などを組換できる仕様となっているようで、コレクタブル性とプレイバリューの高さがウリのようです。
◯全体
ご覧のとおり、まるでプラモデルのようなリアル路線のロボットです。
つや消しの金型を使うことで、重厚感を出しています。
このようなモチーフをソフビ化する際に出てくる意見として、「はたしてソフビの必要性があるのか?」というものがあります。人の好き好きですが、まったくのオリジナル作品を立体化する際の製造のしやすさ(コスト面での製造の敷居の低さ)や、ソフトビニールの扱いやすさ(壊れにくさ)など、「ソフビならでは」の部分とは、スタイルに留まるものではないと個人的には思います。僕はソフビにコレクションを限定していないせいもあってか、こういう作風も有りだと思いました。
頭部が大きく、ややファニーな体型がイイですね。デザインとしては、軍服と宇宙服と重機を連想します。カッコつけるための装飾がなく、汎用機という設定が頷けます。
大きさは約14.5センチ。パーツ数は計10パーツと、サイズに対してパーツ数が多いです。原型の段階では製品版では一体となる部分もパーツ分けを多くして、細かく位置を調整して作成してあるそうです。見れば分かる、手仕事とは思えない美しい仕上げ、完璧なシンメトリー……真の職人は、人としての気配を捨て去り機械となることだとも言いますが、素晴らしい仕事です。かと言って機械的な味気なさとは無縁な絶妙の塩梅ですね。
◯頭部
メインカメラはモノアイ。
頭部はバイクのヘルメットのようなシェルに覆われています。
作風は変えても、過去作品のスーパージュペルシリーズを連想しました。好きなモチーフなのかもしれませんね。
◯腕
腕は片方だけで肩・前腕・手と3パーツに分割されていて、ポージングが決まります。
このように腕の先端はカンチャクがない仕様なので、今後登場するパーツを組み替えて遊ぶことができます。ちなみにゲイズの二期は、ロックマンのように片手が銃になっていました。
◯脚部
足裏までしっかり造形されており、曖昧な部分はありません。
腰の部分の造形のため、腰の装甲パーツは別パーツで抜かれています。
関節は機械的なヒンジではなく、オーバマン・キングゲイナーみたいな人工筋肉のような感じに思えます。
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◯胸部
まだまだ設定がふわふわした状態らしいのですが、パイロット登場口はこの胸の部分でしょうか? 別ラインのプチガルラにはパイロットが登場しており、そこには人の他にも猿型の獣人、アンドロイドの姿があり、陣営は三つ巴の複雑な様相のようです。
◯最後に
汎用機ということで、サンドカラーや試作機的なグレー、ザ◯を連想するモスグリーンなんかが個人的には良いと思うのですが。カスタム用の未塗装も出て欲しいなぁ。
リーダー機的な二期カラーから少しリリースが空いてしまったのですが、今後の展開も期待して欲しいとの事なので、胸を踊らせ待つこととします。ストーリーや設定なども明らかにしていって欲しいですね。
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