僕は工場で交代勤務しているのですが、時々、変則的なシフトで時間調整をミスってしまうと全く夜眠れないまま、夜勤で働くことになってしまいます。その後、泥のように眠ってしまい、起きると深夜という状況になってしまうことがあります。そんな時、ふと思いました。太陽が登る前の涼しい時間に自転車に乗ろうと。
そんな訳で、同じく自転車が趣味の友人が良く行っているという余呉湖を目指してMR4Rのペダルを漕ぎ出すのでした。
◯旅のお供はシックスムーンデザインズのフェザーパック
アウトドア用のバックパックを利用しました。あの大きなフロントポケットの便利さを知った瞬間、自転車で使っても、これはバックパックのホールド力と、メッセンジャーバックの荷物へのアクセスのしやすさを合わせ持つ、便利な鞄じゃないか、と予感しました。
後々、別記事で書くつもりですが、フェザーパックのショルダーベルトにサブバックを取り付けました。そこに、携帯とカメラを納めました。
鞄の中身は、昼間の暑い時間帯にどこか公園の木陰で昼寝できるようにヘネシーハンモックと、暇つぶし用に3DSとヘッドホン、トラッカーを起動すると電池の減りが激しいので、モバイルバッテリーなどを入れました。
フロントポケットの中には、行動食のゼリーとカロリーメイトなどを入れました。
◯太陽も昇り切らないうちに・・・
出発は5時半ぐらいだったでしょうか。
寒いくらいですが、車もほとんど走っていません。夏はこの時間帯が最高かも知れません。
◯農道最高。
まだ荒れていないアスファルトの上を走ります。田植えが終わって農作業も一段落したのか、農道には軽トラ一台も停まっていません。独り占めです。
◯土手沿い最高。
草刈りしたばかりなのか、濃厚な草の香りがします。僕は、結構好きです。
ウィルキンソンのグレープフルーツフレーバーが最近好きで、こればかり飲んでいますが、だんだん姿を消してきているような・・・。前に好きだったグリーンコーラも見かけなくなってしまいました。
◯田んぼアート
普通のお米と古代米である黒米とで色分けして、図案化しているみたいですが、今のところ、よくわかりませんね・・・。
何だか既視感があるのですが・・・なんだっけ?
あ、そうだ、ジーン・マッパー!!!
覚えていたら、実った時にまた来ます。
◯快調に漕ぐ
余呉湖までは、約50キロの道のりでした。この時点で、今までで最高クラスの巡航距離です。しかし、知らない道、車を気せずに済む道を走るのは、とても快適でした。
フェザーパックも考えていた通りに、荷物が取り出しやすかったです。サイクリングシャツの背中のポケットから荷物を取り出すのと、動き的には同じですからね。本来、自転車用のライクラサコッシュは、荷物を沢山入れると垂れてきて、ペダリングする足に当たるので、アウトドア用として使い、本来、アウトドア用のフェザーパックを自転車に使う・・・これがクロスオーバーってヤツか!?
◯余呉湖到着
ぐるりと余呉湖を回遊する道があったので、ぐるりと回りますが、途中、すごく地面が荒れた所があるので、パンクが怖かったです。
冬はワカサギ釣りができます。キャンプ場もあります。まだシーズンインしていないのか、そこかしこで除草作業がされていました。ココでヘネシーハンモックを張って休憩したかったのですが、そんなこともあり、断念し東屋の方で腰掛けて休憩しました。
◯で、休憩中に発見
東屋の椅子に腰掛けるのに、お尻が長時間のサイクリングで痛かったので、フェザーパックに仕込んでおいた、背面パッドを取り出し、椅子に敷きました。これぞ、ULマジック・・・と一人悦に浸っていると、フェザーパックの背面のシルナイロンにピンホールが開いているのを発見してしまったのです!!
しかも、2箇所! 等間隔空けた場所にもう一つ。
背面パッドに埋まっていた砂粒が擦れてできたのでしょうか?
パッドを見ましたが、そういった痕跡は見当たらず・・・傷の感じからして、外から傷ついた感じなのですが・・・。
最初からあったものかもしれませんが、すでに数回使っているし、その証拠もありませんし。
気に入っていだけに、少し凹みました。まだ背面だから、救われたかもしれません。
◯帰りは湖岸道路から
琵琶湖の一番狭い部分で撮っているので余呉湖とあまり変わりませんが。
県道ですので、車がやはり怖かったです。
途中、道の駅でたこ焼き(11個入りは多すぎた・・・)とソフトクリーム(アイスは別腹)を食べました。普段は、ご飯の写真を自分が作ったもの以外は、撮らないようにしているので、食べ物の写真は貴重です。店の中で写真撮るのって、恥ずかしいのです。
豊公園で昼寝を試みるも、人の目が気になって断念。
結局、午後の日差しの中を走ります。
◯そして、最後の事件
湖岸道路から、長浜市街地にハンドルを切り、しばらくして、僕は空中に投げ出されました。うつ伏せの状態で、地面に打ち付けられました。スピードがあまり出ていなかったのと、丁度、車が来ていなかったのが幸いして、怪我は数箇所の擦り傷のみでした。
心配する通行人をやり過ごし、横倒しになっていた自転車を元に戻し、バラバラになって吹き飛んだメガネを回収して直しました(僕は、この時、アイシー! ベルリンというメーカーのメガネをしていたのですが、知っている人は知っていると思いますが、このメーカーのメガネはテンプルの部分をネジを使わず、素材であるステンレスのシートを噛みあわせて繋げているんですよね。その為、変な方向から力が加わると、分解してしまうんです。再び組み合わせば、ちゃんと使えるし、軽いので気に入っております。でも、次はマイキータにしようかなあ)。
原因はコレ。
この上蓋無くなった隙間に前輪が落ち込んでふっ飛ばされたのでした。
上蓋は側溝の中に落ちていました。自動車の振動で落ちたようで、悪意のあるイタズラではありませんでした。
自分は軽微な傷で済んだからと言って、放ったらかしにもできず、こういう時どこに知らせたらいいのだろう? 国土交通省?
調べたら、国道以外(市道でした)は警察(110番)でオーケーみたいでした。あとで警察に聞いたら、国道でも警察でいいよ、と言われました。方々に電話して、ガイダンスに従って色々たらい回しにされたのですが・・・。
で、電話したら、パトカーが来るわ来るわ。合計4台に警官が8名。大事になってしまいました。
警察の所見としては、運転者(僕)の前方不注意による単独事故として処理されました。事故の起きた原因としては、そうなので、道路の管理を怠った市の責任という風にはいかないようです。正直、釈然としませんが(もし、大怪我を負ったとしたら、自転車が走行不能なほど破損したとしたら・・・)今回は実害がほぼ無いし、きちんと道が直ってくれれば、それで良かったので、そういう顛末となりました。
なにか言いたい事があれば、これから市の担当者が来るので、直接伝えてください、と警察に言われましたが、こんな大事になるとは思ってもいなかったし、ゴネて損害賠償のようなモノを請求するつもりも無かったので、辞退して帰路につきました。
帰りの途中、警察から、市のほうに名前と住所と電話番号を教えて良いかと電話がありました。事の顛末も知りたかったので、オーケーすると、家について直ぐに、市の担当者の方が来られて、怪我と管理不届きの謝罪と穴の処置が終わった事の報告を受けました。素晴らしい対応。それだけ、ゴネたりタカってくるDQNが多いのかな?
なんにせよ、最近、自転車の事故が多いそうです。
気をつけて、楽しい自転車ライフを送りたいものです。
◯走行データ
もう少しで100キロ!
でも、お尻が限界です・・・。