熱はないのですが、長引く厄介な風邪を引いてしまい、しばらく自転車に乗れない状況が続いています。本格的に冬がやってくる前に、もう少し乗り込んでおきたいのですが。
そんな状況のなか、どうしてもおもちゃの記事の比率が高くなっていきます。おもちゃの記事では、光量不足や手振れなどに悩まされないiPhoneのカメラで撮影していました。が、KAIJINさんのファルクライムの蓄光をDP1で長時間露光で撮影した時です。
もっと室内でも利用したいな、と思いました。
実験的に、ゾンブとヘヴィーブランブルの時に、光量不足対策でデスクスタンドを用意して撮影してみたのですが、やはり、手振れしてしまうし、何よりマクロ撮影が出来ないのです。
DPシリーズの写りは文句なしなんです。ジョジョ展の時に観光の時のこの一枚なんかは、特にすごく好きで、遠くに写るスカイツリーが斜光に照らされて鈍色に輝く感じ、立体感・空気感なんかは、このカメラじゃなきゃ描写出来ないだろう、とか思ってしまいます。
それに比べると、最近新調したiPhone5のカメラなどは、大変優秀なんです。
この夜景なんて、DP1では三脚なしでは撮ることはできません。
けれど、面白みのないカメラになってしまいました。思えば3Gの時のクソカメラの方がカメラアプリなどでエフェクト掛けて遊んでいたような気がします。
前置きが長くなりましたが、こういった経緯で、DP1をもっと活用しよう、と思いました。
DP1は単焦点レンズで、ズーム(デジタルズームはあったと思いますが、所詮はトリミングと同じなので、利用することは僕は無いです)をすることができません。撮影対象との距離を合わせるには、自分の脚で距離を調整するしかないのです。
DP1と同じカテゴリーのカメラ、高級コンパクトといわれるものの多くは単焦点レンスですが、コレには理由があるらしく、ズーム機構を省くことで軽量化と画質向上するからだそうです。
おもちゃを撮影する中で、ディテールを捉えるのに、もう少し寄りたいという欲求があります。DP1は、他の高級コンパクトと比べて特に接写が不得意です。どのくらいかというと、30センチも間を開けないとピントが合いません。
そこで、純正でクローズアップレンズというものがあり、これはレンズフードアダプタに追加でレンズをはめて、虫眼鏡的に像を拡大するものです。
最初、僕はこちらの純正の物を探したのですが、実は生産終了されていて、オークションなどを探してもプレミア価格となっていて、諦めてしまいました。
代わりに購入したのが、ケンコー MCクローズアップレンズでした。
純正のものに比べ、描写に関しては甘くなってしまうそうですが、なんといっても価格が魅力です。上の写真のように、レンズフードアダプタに取り付けます。No.2とNo.3を組み合わせると更に接写する事ができます。
さらに、手振れ防止の為にこちらも購入。
マクロ撮影用の腰高にも満たない小さな三脚です。使用状況があまりにもニッチな為か、かなりのお買い得感。元値が1万円以上するだけあって作りはしっかりしている様に思えます。
早速、テストを開始してみます。
撮影対象は、体長7センチのメディコムトイのベアブリック。一応、10月という事で2012年のハロウィンモデルを用意しました。
まずは素のままのDP1から。
・・・酷いでしょう?
これが一番寄った状態です。こんなんじゃ、ThreeAの汚し塗装の魅力も全然伝えられません。
次は、DP1 + No.3です。
なんてことないかも知れませんが、ここまで寄れただけでもDP1ユーザーとしては感涙ものです。わずか10センチほどですが、寄っただけでも劇的に違います。
そしてさらに、DP1 + No.3 + No.2。
すげえ!!
ここまで来れば、もう十分、元は取れたと僕は思います。いや、素晴らしい!
さらに5センチは寄れたでしょうか?
おもちゃの撮影が楽しみになってきます!
でも、普通のカメラならここまでしまくても、コレ以上接写出来るんですよね・・・。焦点距離1センチとかあるそうじゃないですか。でも、僕はまだまだDP1で戦いますよ。