smogbom

蒐集/レビュー/散財。アートトイ,ThreeA,ソフビ,民藝。ウルトラライトハイキング。Giant MR4r。Apple,Mac,iPhone。

アイ・ラブ・Apple

今回は、自転車ネタではありません。
けっして、自転車がまだ届かないから、ネタが枯渇した訳ではありません。
ここは太字で書かざるを得ません。

今回はAppleの話。
前のエントリーでも書きましたけれど、僕はiPhoneを使っています。
現在、母艦となる(そう言えば、iOS5でもうPCフリーになっちゃいますねえ)のは今年の7月21日の発売日に買ったMacBookAir13インチです。ストレージが128GBの方で、USキーボードのタイプです。もー、待ちに待ったものですね。

もうマックを使い出して7年目です。
マックのどこがいいの? と時々聞かれますが、うーん、と考えて、こう答えます。

「自分を自惚れさせてくれる」

なんてナルシスティックな答えなんでしょう。でも、本気で思います。ああ、マックを使っている自分ってなんて素敵。ああ、シンクデファレント! 僕も世界を変える変人・偏屈なんだ!

よくAppleはデザインが良いと言われるけれど、僕はApple製品がデザインが良いとは思いません。僕のデザイン観では、デザインって言うものは全てにおいて「良い」と言うものなんです。

だから、デザインが良いけれど使いにくいとか、デザインは良いけれど、高いとかネガティブな要素は、すなわち、デザインが悪いってことなんだと思う。
デザインって、見た目とか、使い心地とかを指すだけではなく、問題の最もエレガントな解決方法なのだと思います。

だから、良く言われるように、Apple製品が使いにくいとか高いとかここが良くないと言われる以上、僕は絶対にデザインが良いとは認められない。

Apple製品に有るものは、エゴイスティックな美学なんだと思います。他の誰がなんと言おうと、自分たちはこの製品がいいと思う、この製品を誇りに思う、と言う。そこにシビれるんです。抱かれたいんです。

Apple製品以外にも、自分はそういう気持ちが乗ったものが好きです。

初めて買ったApple製品は第三世代のiPodでした。クリックホイールとボタンが全てタッチパネルで赤いバックライトが特徴的なモデルでした。ケースに入れず、ステンレスは傷だらけになっていました。初めてWindowsに対応したモデルでしたね。
そう、その頃はWindowsを使っていました。
ソニーのバイオのSRというB5ノートでした。
全く不満は無かったのですが、その頃インテリアデザインの学校に通っていたお陰でマックが欲しくなったので、パチンコ屋でバイトしてお金を貯めました。

確か2ヶ月で30万くらい貯めて、革靴と一緒にiMacG5 24インチを買いました。最後のパワーPCのモデルでした。
名古屋の栄のアップルストアで買いましたが、革靴を先に買ったせいで、欲しいグレードのモデルを買うには値段が足りなくなってしまいました。
けれど、ベクターワークスでCAD図面を描くのに、デカイ画面とクロック数が欲しいと思い、今でも出来るのかわかりませんが、恐る恐る値段交渉してみたら、あっさり可能で、なんと天下のアップルストアで値切ったのはいい思い出です。

しかも、すぐに触りたくで、重いデスクトップを手持ちで電車で持って帰りました。スタッフの人にはかなり奇異の目で見られた事だろうと思います。

初めて買ったマックは、そのシンプルな佇まいと、いつまで経っても起動が遅くならない事、フォルダやファイルが収まるべきところに収まる点、万が一見失っても強力かつ高速で検索できるスポットライトなどがお気に入りでした。

スノーボードの映像をiMovie HDで編集し、曲を付け、プロモーション風にしてDVDに焼いたり、Tシャツや友達のクラブイベントのフライヤーをデザインしたりと、大活躍でした。

このiMacG5は3年目くらいにシステムがクラッシュして、修理をしました。アップルケアに加入していたお陰で修理代は無料でした。

同じ頃、初めて買った iPodを夏の車の中に放置してしまったせいで壊れてしまいました。
しばらくして、GSM版の最初のiPhoneが発表されました。

そのころ、こんな素敵な製品を作る人達はどんな人達なのだろうと興味を持っていましたので、CEOのジョブスやデザイナーのアイブも大好きでした。それで、iPhoneの発表も、日本時間では深夜でしたがジョブズのプレゼンを見たいがために、リアルタイムでインターネットで視聴しました。高校時代、英語はいつも赤点だった僕にはさっぱりでしたが、後日配信されたポッドキャストを何度も見ました。

根本的にそれほど音楽を聞かないと気がついた僕は、もうiPodを買わないだろうな、と思っていましたが、どうしてもマルチタッチスクリーンが触りたくて触りたくて、 iPod touchの最初のモデルを買いました。そして、自分の家には無線LANが無かったので同時にAir Macも買いました(よく考えたら、iMacから飛ばせばよかったのにね)。

iPod touchの最初のモデルは、アップル・ジャパンにwindowsPCが置いてなかったのか、試さなかったのか解りませんが、Windowsのマルチバイト文字環境に置いて、ライブラリーのタイトルが文字化けするとかいうことで、本来の発売日から発送が改善するまで遅れました。Apple、ダサい、と思った最初の出来事です。

このiPod touchは一年ほど使い、知り合いの大工さんに売っちゃいました。
iPhone3Gが出たからです! これが出て、僕の携帯に対する価値観は変わりました。こんな世の中に必要の無いものを発明したんだろう、という気持ちから、なくてはならないものに変わりました。

前のエントリーでも書きましたが、iPhone3Gは、2回ガラスが割れ、一回は自分でガラスを発注して、直しました。

ソフトウェアキーボードが出てくるのに3秒ほど待たなくてはならず、ストレスを感じましたが、3GSは見送って、4を買いました。

4は、馬鹿な社員がバーにプロトタイプを置き忘れてしまったせいで、アメリカのギズモードに発売前にデザインをすっぱ抜かれてしまいました。やっぱりApple製品のかっこ良さ、素晴らしさは、ジョブズの天才的なプレゼンテーションによって魔法にかかるというか、受け入れられるものだと思いました。
あの、ブログメディアの変な紹介のされ方のお陰で(別にギズモードをディスっている訳ではありません。ギズモード・ジャパンはネットに繋いだ時からブックマークされています)、今でもiPhone4の形が好きになれません。本来、Apple製品は裸が至高と考えている僕も、カバーを付けることに躊躇死ませんでした(両面がガラスと言う理由もありますが)。
この件はAppleダセーと思った2度目の出来事ですね


iPhone4が発表された時、僕のiMacG5の OSは買った時のまま、ver.10.4タイガーでした。iPhone4は、最後のパワーPC対応OSである、ver.10.5レパードから対応でした。しかし、市場にはインテルMac対応OSである、ver.10.6スノーレパードが発売されており、ver.10.5レパードはオークションで高額でやり取りされ、しかも製品に付属された再インストール用ディスクばかりが出品されて、法律的には完全な黒、現実的にはグレーゾーンな状態でした。

そのため今年になるまで、僕はiPhone4をソフトバンクで契約した時のまま、OS更新やバックアップを取れず、運用していました。iOS5でPCフリーが実現しますが、このことは僕に一つの教訓を教えてくれました。

「Mac OSのアップグレードは、ケチらずに更新して、祭りに参加すべし」

そして、今現在使っているMacBookAirです。
最初のモデルは、本当に高価でした。
あれは、完全にコンセプトモデルです。
しかし、現在のモデルの一世代前、フルモデルチェンジしたモデルはAppleが言うように、「PCの未来」です。
PCは物理的にも処理的にも、薄く軽くなって行く。

でも、このモデルは見送りました。コア2デュオは、メインマシンとして使うには非力に思えたからです。ヘビーなRAW画像の加工などには、ちょっともたついっちゃうかな、と思ったんです。

でも、見送ってしまったせいで、iMacG5が2度目のクラッシュ。6年間、本当にご苦労様でした。近々、サンデーブリッジ&サンダーボルトポート搭載で、MacBookAirがマイナーチェンジされるという噂が流れていたので、iMacG5には退役してもらうことにしました。

で、発売日にMacBookAir13インチを買いました。見送って正解だったと思います。数千円ですが値下げされて、なおかつ最新OS搭載&オプション追加無しでメモリ4GB&キーボードのバックライトが復活、などなど。自分の希望が完全に叶った感じです。

でも、あえて一言、いわせてもらうなら、今までの白カーボネートのMacBookがラインナップから落ちるなら、MacBookAirのAirは消すべきだったと思います。
これがAppleの絵描く、PCの現在なんだと。何よりも強いメッセージになったと思うのですが。

いろんな意味で今年はAppleにとって節目の一年となりそうです。世界で一番の企業となり、創業者でもあり復活の立役者で有るジョブズが一線を退き・・・。

10月4日(アメリカ時間)に新しいCEO、ティム・クックを迎えてiPhone5が発表されるはずです。

今から楽しみです。