音質評価編:Echobox Finder x1‐堅牢チタンホディのイヤホン

f:id:smoglog:20191104012946p:plain 先日開封編を記事にしたエコーボックスのファインダX1の音質チェック編です。日本での元値27,000円の高額イヤホンの実力は如何に。

※素人評価なので、ちゃんとしたレビューは期待しないでください（笑）。

smoglog.hatenablog.comメーカーが言うには、中の振動板がPEEK材という硬い素材なので、60～80時間程度のエージングを推奨ということでしたので、約3日間、ピンクノイズを鳴らしました。

ピンクノイズでエージングするのは初めてでした。ってかピンクノイズってどんなイヤラシイ音してるんだろ？　と聞いてみましたが、これがまた……。これ以上は大人の世界だぜ……。

[10時間10Hours] エージング用ピンクノイズ【イヤホンヘッドホンスピーカー】

エージングについては、オカルトという説もありますけど、自分は効果あるにしろ無いにしろ、あるって信じてますね。所詮、音の善し悪しって僕の頭の中だけで、他人にまったく同じものを共有なんてできないんですから、音が良くなった気がするだけでも、自分にとってはプラスですもん。

音質評価についてですが、僕の耳は全く当てに出来ません。片方の耳は聞こえが悪いですし。

ファインダX1には3つのフィルタがあり、イヤーピースも3タイプあります。

今回はイヤーピースをトリプルフリンジタイプにして、フィルタ3種類で聴き比べしてみました。

フィルタの中身は、紙？　と繊維で出来てるみたい。

最初に、iPhone7で変換ケーブルで接続して聞いてみたら、純正イヤホン（イヤホンジャックタイプ）と変わらない音質で、凄くがっかりしました。はっとなって、今度はPixel3の変換ケーブルで聞いたら全然ちがいました。

iPhoneの変換ケーブルはめっちゃ音質劣化させますね。iPhoneユーザーは、無線イヤホンか、ライトニング接続のケーブルイヤホンを使う以外に買い換えるメリットはなさそう。見た目が気に入ったのなら良いですが。あとは、ポタアンを挟むか。

pixel3でiPhone純正イヤホンと比べると、音質ははっきりと向上しています。ざらざらとどこか荒々しかった鳴り方が、ぱっきり鮮明になります。インイヤータイプのせいか、ちょっと耳が苦しく感じました。音圧がキツイというか、ダラダラ垂れ流して聞くには向かないイヤホンかもしれません。

フィルターブラック

多分、低音を強調しているフィルタなのかな？　男性ボーカルが強調されて聞きやすく感じました。打楽器メインとかの曲に良いかもしれません。

フィルターシルバー

赤と黒の中間っぽい。シンプルな曲にはいいんですが、楽器パートがいっぱいになると一気にダイナミックな鳴り方になり、長く聞いていると耳がしんどいと感じました。

フィルターレッド

高音を強調したフィルターかな？　個人的にこれが一番よかったです。自分の好みに合っていました。高音の響きがとても綺麗。一番聞き疲れしにくい音に思いました。

総評

うーん、前後篇で引っ張った割に、とっても薄っぺらな音質評価ですね（笑）。音響設備なんていっぱい持ってないし、門外漢ですよ～。

知ったかうんちくを付け加えるなら、振動板につかわれているPEEK材というのは、「Poly Ether Ether Ketone（ポリエーテルエーテルケトン）」という名称のスーパーエンジニアリングプラスチックの一種。エンプラの中でも耐熱性や耐薬品性が異常に高いので、工場の薬液槽なんかは、これで作られていることが多いです。めっちゃ高価みたいですけど。

個人的に身近なところでは、安全性が高いので、VAPEのアトマイザーの絶縁体によく使われています。