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交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1の酷評[ネタバレ有り]

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交響詩篇エウレカセブンのリメイク劇場版を見てきました。

かなり期待を裏切られました。

U-NEXTというビデオオンデマンドサービス(フールーとかネットフレックスのような)のキャンペーンで、会員になるとタダ券が貰えました。無料期間内に解約すればタダなのでラッキーでした。タダでなければ、この記事はもっと酷いものになっていたでしょう。

 

「交響詩篇エウレカセブン・ハイエボリューション」、このタイトルを聞いて期待したのは、新しいキャラクター、美麗な新規の映像、明かされなかった謎や伏線の回収でした。

不満に思うことは、超進化と言うには3分の2がTV版の素材をそのまま使った総集編だったことです。「新劇場版ヱヴァンゲリヲン:序」だと思ったら「シト新生」だったんです。

初見では圧倒的な説明不足ですし、一体誰に向けて作られたのか疑問が残りました。この不満はおそらく予想できたとおもいますし、ファンを食い物にしたかっただけの企画だったのかもしれません。

 

 

新しい部分は冒頭と最後の数分と予告だけでした。

セカンドインパクト……じゃないサマー・オブ・ラブって言う、主人公レントンの父であるアドロック・サーストンがなぜ英雄と呼ばれるようになったか? という部分が新規で作られた部分(半時間くらい)。超進化と言うには、TV版の補完と言った感じ。前半の部分は凄く良かったです。ワクワクしました。TV版で声が最後までなかったアドロックには「親父にも殴られたことがないのに」の人が当てられていて、相変わらずメタ的な演出は上手いと思いました。読ませる気のない大量の字幕、細かなカット割りは、今度は化物語要素を取り入れたのかな、と思いました(シン・ゴジラかも)。良くも悪くも二番煎じのオンパレード感はあります。

 

最初からちょっと嫌な予感がして、画面のアスペクト比がなんか変なんですよ。

映画というには、普通のワイド画面といった感じで。

「サマー・オブ・ラブ」のパートが終わると、レントンとエウレカとの出会いをすっ飛ばして、エウレカの体がべとべとになって、レントンがゲッコー号から飛び出すシーン(これってまんま機動戦士ガンダムのオマージュですよね)、街をさまよいイームズ夫妻……じゃなかった、ビームス夫妻に拾われるエピソードから始まります。時系列を無茶苦茶にして、仕事しました感だした編集がされていますが、ここから1時間くらいTVで見た映像が続きます。アスペクト比もそのまま。instagramみたいでオシャレ。斬新です。……そんな訳あるか!!

 

TV版との設定の差異は、レントンは祖父ではなく、ビームズ夫妻の養子となっています。つまり爺ちゃんは抹消されてしまいました。これについては、TV版が登場人物が不必要なくらいに多かったので、整理してすっきりさせるのは結構大事だったように思います。

でもそれなら、ついでに「姉さん」も不要だったように思うのです。TV版ではレントンのモノローグは常に姉さんへの語りかけというカタチをとってました。今作では「きみ」への語りなんです。「きみ」が誰なのか最後まで自分はわからなかったんですけど、それが「エウレカ」への語りかけだとわかるのは、良い演出だったと思います。

身も蓋もない言い方をすれば、エウレカセブンって「君と僕がラブラブにならないとセカイが滅んでしまう」という口から砂が出てきそうな内容だと思うので、姉の必要性無い気がするんですよね。家族との確執は父と子で語れるし。

 

ホランドの声の人が変わっていたような気がします。TV版では、クレヨンしんちゃんの野原ひろしの声の人と知って、声優って凄いんだな、と初めて思った次第なので、ちょっと残念。

 

不満点も「2」でキチンと消化されていると嬉しいですね。

予告編ではアニメ史に残る謎のサッカー回が進化した場面がありました。正直面白い展開というよりは話題性作りの感じが否めません。まだビームズ夫妻のゲッコー号突入前なので、おそらく「2」もTV版の映像使い回しがおこなわれると思います。酷評があつまって、これは不味いと考え直してくれればいいですが……3部作という話なので、最後になってやっと面白くなるのかな? って思うのですが、個人的にはガッカリな内容でした。

 

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公開週替りで手に入る特典ステッカー、その名も「ハイエボステッカー」。

どの辺りがハイエボなのか、お聞きしたいクオリティですが、エウレカだったのでよかったです。他の種類見たら、結構酷かったです。コレのために映画何度も見なくてもいいよ、という企画担当者の粋なはからいなんでしょうね。