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仕掛人・藤枝梅安/2023‐99歳の祖母と観た

今年99歳の祖母は、最近になって特に弱ってきてしまったので、最後の祖母孝行や! と思って、好きな時代劇を観せてあげようと、ファイヤTVスティックを買って、アマゾンプライムで公開された「侍タイムスリッパー」を見ようと思いました。

届いた瞬間、親父にめんどくさい絡まれ方をしつつ、準備していると、祖母は、もう目も耳も悪いし、集中してTV見れないわぁ……と嘆いて、なんだか押し付けがましい感じになってしまったかも、と思いました。

しかも、見せたかった侍タイムトリッパーは、まだ未配信状態でした。

しかたなく、時代劇で「仕掛人・藤枝梅安」がヒットしたので、そちらの視聴を開始。

あらすじとしては、必殺仕事人みたいな話です。

 


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親父が「画面暗いなぁー」、「そもそも時代劇ってのはな」、「SHOGUN観てぇなぁ」とうるさいボヤキにイライラしながら、祖母を見ると、全然画面を見ずにふわふわした表情でした。

もう1年はやく準備すべきだった、と後悔しつつ、作品そのものは面白かったので、次第に引き込まれていきます。

ちょっとアダルティな展開があって、良い歳してますけど、家族団らんのところで流すような映像ではなく、「うわ、気まず……」と画面からずらすと、気もそぞろだったおばあちゃんが画面を注視しています(笑)。そうか、99歳でもそういうのは気になるんか(笑)。

ちょっとだけでも見てくれて良かったかな。

最近はスマホ画面で映像を見ることが多かったんですが、25インチでもTV画面で見ると没入感が違いますね。音もすごく良かったです。

 

以下ネタバレ感想。

最近の映画ということで、昔の時代劇からすると、とても映像がキレイで見応えありました。

ストーリーそのものは、ベタベタで単純に感じましたし、敵役の殿様の最後があっさりで、あんまりスッキリしませんでした。

日常シーンの梅安と彦さんとのやりとりが、めちゃくちゃ良かったな。

敵の殿様の見た目はしっかりしてそうなのに、やってることは下半身に支配されたサイコパスっていう、気色悪い演技が超光ってた。

最後のシーンで、外も見てないのに「雪が降ってるよ」「梅安さんにはかなわねぇや」っていうセリフは、肉親を失ったことによる喪失感から、友人と離れたくない、という心情の現れなのかな、と思ったんですが、梅安が外に出ると実際降ってて、演出意図がよくわからんかった。

 

 

 

 

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