ナンガ×ネイタルデザイン×ゴッコ堂 / ガーシー[ファーストカラー]
ダウンメーカーの「ナンガ」と、アパレルブランド「ネイタルデザイン」、ご存知「ゴッコ堂」のトリプルネームのソフビ人形「ガーシー」です。
2パーツ、パールグレー成形、全高約65ミリ。
東京の展示会で先行販売されていたクリア成形カラーダウン入りのモノが、インスタグラムにアップされていて、居ても立ってもおられず、家から車で10分程度のナンガ本社に向かいました。
「オモチャコレクターなめんじゃねぇぞ!」と(いう気持ちで)向かい、快くサンプル品を見せてもらったのでした。
そう、ナンガは何を隠そう地元滋賀県米原市の企業なんですね。
ナンガの製品はいくつか持ってますが、ウルトラライトハイキングを始めるまで、ずっと東北の企業と思っていました。
詳しい歴史はこちらを参考してくださいな、良い記事ですよ。
名前のガーシーにも秘密があって、最初ガチョウの鳴き声から取ってるのかな? と思ったんですが、天啓のように気づきました。
ガーシーを逆さに読んだら、シーガー……滋賀じゃん! と。
そんな訳で、何にも増してゲットしたいアイテムでしたので、当選して本当に嬉しかったなぁ……。
見た目は、メガネをかけて、フード付きのダウンジャケットを着たガチョウ(アヒルかもしれませんが、独断と偏見でガチョウとさせていただきます。ダウンには、アヒル由来のダックガウンと、ガチョウ由来のグースダウンがありますが、一般的にグースダウンの方が高級とされています。またアヒルよりもガチョウの方が人懐っこくて可愛いし、ガチョウとガーシー、ガが共通していますし)です。
非常にあたたかそうな出で立ちです。
ダウンの暖かさは、羽毛によって空気が蓄えられ断熱されることによります。ダウンの評価指数にはFP(フィルパワー)という単位が使われます。これはダウンの重量に対しての嵩高・反発力をあらわしており、この値が高いほど「軽くてふんわり」ということです。そもそもダウンとは、水鳥の胸毛のことです。対してフェザーは羽軸という硬い部分がるので、その分重くFPが落ちてしまいます。
しかし! だからと行ってダウンが多ければ多い(フィルパワーが高い)ほど良いと言う訳ではないのが面白いところです。
ダウンの最大の弱点は湿気です。雨や人体から出る汗などによって、ふわふわだったダウンの毛羽がしぼんでしまいます。
そこでナンガは、最適な分量のフェザーを加えることによって、しぼみを最小限にしているんですね。さらに湿気を通しにくい生地をつかったり、業界初となる撥水加工を施したダウンを開発したりしています。
このソフビの登場にはびっくりしましたが、流行りのソフビを使ったノベルティグッズではない、メッセージ性もキチンと感じます。
水鳥のソフトビニール人形で連想するのは、お風呂に浮かべる黄色いアヒル人形。ダウンの天敵は水。このミスマッチな連想に対して、ナンガのダウンは湿気に強い、という事を表現しているのではないかと思いました。
ちなみに顔のメガネは、ネイタルデザインさんのブランドロゴに使われているものと同じだそうです。
確かに。
このブログ、オモチャとアウトドアなんて、ごった煮しすぎだろ、と一考しておりましたが、ここに来て奇跡の合一を果たして本当に驚きました。
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