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おみやげこけし / 西山敏彦工人(土湯系): 大入道こけし 

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久々のこけしのレビューです。

毎回楽しい変わり種のこけしを発表されている土湯系西山敏彦工人による、三重県四日市市に江戸時代から伝わる大入道からくり人形をモチーフにしたこけしとなります。

三重のキャロルさん特注の作品。

記事執筆段階ではまだ購入可能です。

全高約8センチ。

 

大入道とは

名称は大きな僧の意味だが、地方によって姿は実体の不明瞭な影のようであったり、僧ではなく単に巨人であったり、様々な伝承がある。坊主(僧)姿のものは大坊主(おおぼうず)ともいう。

また大きさも人間より少し大きい2メートルほどのものから、山のように巨大なものもある。

人を脅かしたり、見た者は病気になってしまうとする伝承が多い。

キツネやタヌキが化けたもの、または石塔が化けたとする話もあるが、多くは正体不明とされている。 

引用‐大入道 - Wikipedia

 

 

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大入道からくり人形というものの、一見青々としたクリクリ坊主頭のお坊さんという印象です。

大入道という妖怪は、最初のウィキペディアの引用にもあるとおり、全国各地に伝承が残っているのですが、三重県四日市の大入道はろくろ首のように首が伸びます。

商店街で、からくり人形を目にできたような……。

 

四日市祭の「大入道」

四日市祭の大入道 三重県四日市市で毎年10月に行なわれる諏訪神社の祭礼四日市祭は、大入道山車(三重県有形民俗文化財)で知られる。

これは諏訪神社の氏子町の一つである桶之町(現在の中納屋町)が、文化年間に製作したものとされ、都市祭礼の風流のひとつとして、町名の“桶”に“大化”の字を当てて「化け物尽くし」の仮装行列を奉納していたものが進化したものと考えられているが、以下のような民話も伝えられている。

桶之町の醤油屋の蔵に老いた狸が住み着き、農作物を荒らしたり、大入道に化けて人を脅かしたりといった悪さをしていた。困り果てた人々は、狸を追い払おうとして大入道の人形を作って対抗したが、狸はその人形よりさらに大きく化けた。そこで人々は、大入道の人形の首が伸縮する仕掛けを作り、人形と狸での大入道対決の際、首を長く伸ばして見せた。狸はこれに降参し、逃げ去って行ったという。

高さ2.2メートルの山車の上に乗る大入道は、身の丈3.9メートル、伸縮し前へ曲がる首の長さは2.2メートル、舌を出したり目玉が変わる巨大なからくり人形である。これを模して首の伸縮する大入道の紙人形も地元の土産品となっている。

また毎年8月に開催される市民祭の大四日市まつりにも曳き出されるなど、四日市市のシンボルキャラクターになっている。なお四日市市のゆるキャラ「こにゅうどうくん」は彼の息子という設定。

  引用‐大入道 - Wikipedia

 

#こけし 大入道こけし

 

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こけしもしっかり首が伸縮します。

8センチから11.5センチ。

首がスッポ抜けないように、きちんと作られています。

 

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