前回に続き、東亜重工の合成人間です。
今回は最近販売されたばかりの1/12スケール版です。
1/6スケール版は英語表記のみの公式サイトで、あたかも海外トイをオーダーするかのような購入体験でしたが、1/12スケール版は小売店で一般流通しました。買いやすくして大量生産して価格を抑えるための手段だったと思います。大きさ半分だからって単純に価格が半分になるわけないですもんね。
シドニアの騎士がアニメ化されて、ブラム! も劇場アニメ化決定など、追い風があるものの、登場しないキャラクターなので、勇気がいる判断だったのでは、と思います。
1/12 東亜重工製合成人間 1/12スケールPVC&ABS製塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: 1000toys
- 発売日: 2017/01/28
- メディア: おもちゃ&ホビー
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大きさ半分になっても素晴らしい出来栄えです。
僕がお金持ちだったらグロスでズラリと並べたいくらいです。144体。
1/6との構造的にも見た目にも多少の違いがありますので、比較してレビューもしたいと思います。
まずはぐるりと見ます。
単体で見ると、1/6との違いはあまり無いです。
しかし、じっくり見ると構造は別物で、1/12用に新たに作られています。これを残念とみるか、それとも……僕は、別物を手にした満足感があります。
2つを並べるとこんな感じです。
特に顔の造形はエッジが1/6と比べると、緩い感じがします。目も少し大きい? これは技術的な限界があるのだと思います。それぞれ別のものとして良さがあると思います。
同寸にしてみると、プロポーションは1/12のほうが整っているように感じました。微妙な太さ、バランスが違うのでしょうが、1/12のほうが納まりが良い。
ただ、1/6のちょっとキモさも感じる痩身も、キャラに合っている様に思います。
あとは色味が微妙に違います。1/12のほうがグレー部分の青みが強いです。濃い方のグレーがやや薄いかな? 肩と股の塗り分けの色も違います。
可動について。
1/6の良さそのままです。素晴らしいです。
自由にポージングしてくれます。
このバランス。
つま先で立ってます。
1/6と絡ませましたが、複数体持ってたらもっと楽しい事ができるでしょうね。
交換手は1/6と同じく左右3組付いています。
次は頭部について。
合成人間といえば、あの衝撃の素顔。
残念ながらマスク式はオミットされ、figma・ねんどろいどのような面相を変える仕組みになりました。ただ、コチラのほうが交換は簡単です。個人的には、細かなパーツの管理が出来ないので、1/6スケール版の方式の方が好きですけど。
驚いたのはここから。
1センチほどの頭部なのに、眼球可動のギミックがついています。
眼球可動には、付属の「バールのようなもの」を使います。
このように先に引っ掛けて、ちょいちょいと動かします。
とったどー。
あい・はば……。
唐突ですが、こんな写真も撮りました。
手持ちの1/12スケール……アイギスはノンスケールでした。
最後に……1/12ウィーゴには、ちと無理でした。
さて、次回も素体的な感じです。
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