8月をまるまる使って進めていた事です。
ワンダーフェスティバル2014[夏]に販売されたVincent VS. LIQUID【MASTER MOLD IMAGE COLOR(D.I.Y)】ですが、そのまま飾ってもカッコイイのですが、10月10日から開催されるインスティンクトイさん初の単独個展(Facebookの方で告知されてるので、書いても大丈夫ですよね)内で開催される国内外の著名なアーティストによるヴィンセントカスタムペイント展に、僅か1枠だけ一般参加できるとの事で、身の丈に余る行為ですが、15しかないエントリー枠の一つを手に入れた以上、参加するだけしてみようと思い、カスタムペイントを進めました。
ソフビペイントは完成させたのが、2回しかありませんし、その2回とくらべても巨大なヴィンセントです。なんとか塗装は完成したものの、塗膜の強度などに問題があり、一般参加枠へのエントリーは取りやめて、個人的な思い出作りとして、インスティンクトイさんにも見てもらいました。
デキはともかく、良い思い出になりました……。
参考:Blog@INSTINCTOY│ INS専務の玩具通情報ブログ7/27開催☆ワンフェス出店に伴い会場で販売予定のオリジナル商品をご紹介です!!
▲上顎のパーツがついてないので、ちょっと変ですが、スリーエーの人型のフィギュアが30センチありますので、ソフビとして考えると巨大さがわかると思います。
◯コンセプト
店頭で見させてもらったり、友人のモノを見たりして、ヴィンセントの印象は、大きさの割にスタイリッシュな分、小ぶりに見えてしまうな……と感じました。しかし、実際自分のモノとして手に持って動かし、塗装するとなると、トンデモなく大きいということがわかります。このスケールの大きさを、ペイントで表現できないかな、と思いました。
もう一つは、僕は筆塗りしかできないので、筆塗りならではの細かい塗り分けができればいいなぁと思っていました。
◯下地つくり(コレが悪手だった)
先に販売されているブラックアウトというモデルを参考に、お腹部分を塗り分けしようと考えました。
爬虫類の鱗のテクスチャを出すのに、ミスターホビーの液パテを使ったんですが、コレが最後の最後に悲劇を起こすとは……。
インクをカスタムした時は、タミヤのパテを使ったんですが、こちらは何とも無かったので、安心しきっておりました。
◯鱗を書き込む
メタリック系の色の方が、海外ではウケがいい(個展は台湾にある台北市で開催)と聞いたので、メタリックブルーで塗装。この色、好きなんです。本当は、折角の大舞台なので、高価なマジョーラで塗装したかったのですが、供給が安定してないらしく、売ってませんでした。
▼仕方がないので、マジョーラっぽくなるように、他の色をドライブラシで入れたんですが、今思うとあんまり綺麗になりませんでしたね。
▼顎の下に逆鱗を描き加えます。
◯ベース塗装
下地に白を塗った方が発色がいいんですかね? 本当に初心者で申し訳ない……。
◯上手く行かず、試行錯誤
”綺麗な汚し塗装”というテーマがあったんですが、なかなか上手くいきません。
2週間くらい塗っては上塗り、塗っては上塗りで、すごい厚みの塗膜になっていると思います。
◯口の部分
◯塗り塗り塗り重ね
まだまだ塗り重ねます。
◯夜の腕
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◯塗り残しがイッパイありますが、だんだんとカタチにはなってきました
この時9月に入ってました。意図した時期からかなりズレてしまいましたね。
◯目
ヤッパリ目を塗ると、一気に生命が吹き込まれるといいますが、テンション上がりますね。
ああ、そろそろ終わりが見えてきました。
組み立てに入ります。
◯そして悲劇の瞬間
脱皮。
カンチャクが上手く嵌められず、無理矢理嵌めようとしたら、パテがパリパリと割れてめくれてしまいました。
柔らかいソフビに硬いパテを塗っているので、よくよく考えるとこうなるのは分かりきっていました。
また、ソフビのカンチャクのはめ方も、間違っていました。僕は、カンチャクのオス・メス両方、クニャクニャになるまで温めておりましたが、正しくは、メスの方をよく温め、オスの方は常温か冷やして固くするのです。フニャチンじゃ役に立たんのだ(シモネタ)!!!
終わりが見えていたにもかかわらず、大きな出戻りになってしまいました。
本来なら、全てのパテを除去して塗り直す方が適切なのですが、この時点でエントリーは諦めて、自分の思い出作りにシフトしてしまいました。時間も無かったですしね。
とりあえず、脆いところだけとって、復元します。
やはり、テクスチャがない分、味気ないですね。
◯レアキャラ
巨大なヴィンセントが引き立つように、塗装技術はないので、せめて楽しさだけは伝わるように、小さなキャラクターを書き込みます。
◯スワロフスキー
付属しているスワロフスキーは赤い色だけなのですが、折角の特別なヴィンセントなので、スワロフスキーの種類を増やしました。
ちなみに適合する型番はSS19です。
▼適当に貼り付ける。
◯完成!!
真夏に入道雲をバックにするイメージでしたが、完成が遅れてしまいました。
次回の記事で、キチンと撮影して説明も書こうと思います。
◯最後に、作成中・完成時の”イイね!”、コメントありがとうございました
今回の記事の写真は全部インスタグラムから流用しています。
大きさもあり、モチベーションを保つのが難しかったです(特に上手くいかない時)が、インスタグラムに進捗を載せることで、わからない所にアドバイスしてもらえたり、応援のコメントいただけたりして、凄く励みになりました。見てもらえる人がいるってだけでも、変なもの作れない、少なくとも自分の持てるものは全部出そうという気持ちになれました。
改めてありがとうございました!!
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