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映画イコライザーの感想

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2014年に劇場公開されたデンゼル・ワシントン主演のイコライザーの感想です。

今までサブブログで、アマゾンプライム・ビデオの感想書いてましたが、メインブログの更新を注力したいので、これからはこっちでも書きます。

 ホームセンターで働く真面目で親しみやすい初老の男性が、実は必殺仕事人だったという、80年代、90年代のハリウッド映画によくある王道のアクション映画です。

この映画を独特なものにしているのは、前半部分の主人公のロバートの正体がわからないところです。悪いやつらをやっつける正義の味方というのは、本当によくあるシナリオなんですが、そのヒーローの強さの由来がわからないのが、なんと不気味なことか。個人的には最後までわからなくても良かったと思います。観客は推論するんです。この話、もとはテレビドラマのリブートらしいので、別に描かなくても良かったんじゃないかなって思いました。

ロバートの正体がわかってからは、個人的にはちょっと微妙でした。あれだけ強いからそうだよね、ってなりましたが、謎めいていたほうが魅力的だった。どこからともなく、敵の始末屋の情報を得てきたら、めっちゃ怖いじゃない。

最終決戦、ホームセンターのバトルは、暗くて何が起こっているのかわかりずらく、日用品を武器にするのも、なんだか直接的すぎて工夫が足らないように思いました。もっと加工しまくって武器やトラップ作ってほしかったです。

 

ロバートは、日々の暮らしのいろいろな部分をルーティン化しています。道具の手入れ、物の配置など。淡々とした日常の中に、この男には、なにかあるぞって感じがひしひしと伝わってきます。彼のこだわりは、様々な部分にも表れていて、悪党であっても最後には懺悔するチャンスを与えます。これが映画に良いリズムを与えている気がします。水戸黄門の印鑑や、遠山の金さんの入れ墨みたく、「お~キタキタぁ〜」って感じ。

 

シュワルツネッガーは、ターミネーターの時に、どうしても銃を発射するときに目を瞑ってしまうので、サングラスをかけたそうですが、デンゼル・ワシントンはしっかり目を見開いていました。殺害シーンの暗い瞳が印象的です。

 

あれだけ大暴れしておいて、しれっと日常に戻ってるのは……うーん、なんだかなぁ(笑)。2もあるみたいです。

 

イコライザー (吹替版)
 
イコライザー (字幕版)

イコライザー (字幕版)