今年の4月20日に日本で公開されるスティーブン・スピルバーグ監督による映画「レディプレイヤーワン」の原作小説「Ready Player One(邦題:ゲームウォーズ)」を読みました。
最初の映画の速報を見たとき、ガンダムや「AKIRA」の金田のバイクなどの日本のアニメやゲームからの人気あるキャラやアイテムが登場し、客寄せパンダ的な、それだけの映画と思ってました。原作小説があり、さらにVRコンソールメーカーのオキュラス社に入社すると全員に支給されると知り、俄然に興味が湧きました。
この本、めちゃくちゃ面白かったです。
ストーリー、登場人物、設定、メッセージ性……どこをとっても高いレベルにあります。この面白さは、人気作品の参加が無くても、減じないと思いました。逆に映画がこれだけの内容をカバーできるのか不安になりましたが、映画の脚本を原作者本人が担当しているそうなので、期待したいですね。
日本語版が出版された時、既に映画化は決まっていたようですが、どうしてこのタイトルにしたのだろう……たしかにゲームウォーズというタイトルは間違ってないのですが、恐ろしく薄っぺらく、ちっとも内面を表していません。売れ行きを狙って改題したのだと思いますが、判断ミスってると思います。
Player One、これってゲームを開始する時に表示されるワードなんです。スーパーファミコンのゲームなら、プレス・スタートボタン。ドラクエなら「冒険の書をつくる」でしょうか。もうね、ワクワクする気持ちになるでしょ! 話の最後までこの気持ちに満たされますよ。
世代を問わず全ての世代のゲーマー、ギークやオタクにおススメです。古い映画やゲームを知らない人にも見てほしい作品です。これ以上言うとネタバレになっちゃうな。
ああ、映画の公開が楽しみです!
映画見てきました!! 原作読んでいても新鮮で面白い!
最後に映画の日本語版予告。
- 作者: ジーナ・マッキンタイヤー,スティーブン・スピルバーグ(序文),アーネスト・クライン(前書)
- 出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク
- 発売日: 2018/03/30
- メディア: 単行本
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