PopSoda × RESTORE × Sachi / Jungle Fever :FOG -The KIMONO Ghost-
大阪のトイショップ「ポップソーダ」さんと京都の原型師・玩具作家「レストア」さんによるコラボシリーズである「ジャングルフィーバー」第一弾「フォグ」です。
今回のカラー? は、D-CON(アメリカで開催されたトイフェス)にて販売されたものの再販分で、蓄光未彩色の素体に着物作家の「Sachi」さんによるアウトフィット「着物ケープ」が付属し、トリプルネームの作品となっています。
さらには、今回の販売は福袋形式になっていて、着物ケープの柄はランダムですし、「デラックスケープ」、「作家さんのサイン」、「般若のチャーム」のいずれか、または大当たりとして、その全てが封入されていました。
ジャングルフィーバー自体は、バックストーリーなどは語られていないと思いますが、ワンフェス2014夏がデビューで、僕がポップソーダさん卓に行った時には完売でした。凄く人気があるので、今回購入できて良かったです!
◯着物の柄は? 福袋は何が当たったか?
着物の柄は、赤を基調に金糸風の鮮やかな模様、色とりどりの花が散りばめられた絢爛豪華なモノでした。赤い着物が良かったので、念願叶いました!
でも他には何も無い……。
全部入りではないのは確かですが、もしかしたらコレがデラックスケープ? ……と思っていたら、
足の裏にサインが!
てっきりサイン色紙のようなモノが入っている、と勘違いしておりました。
◯全体(着物ケープ)
未彩色の蓄光成型素体に艶やかな着物ケープが映える!
魔王(ラスボス)の風格。
◯全体(素体)
鱗の一つ一つに至るまでキッチリと造形されています。
情報量の多さはソフビとしては、抜きん出ていますね。ディテールが細かいほど良いって訳ではないでしょうし、色々な作風、方向性があって当たり前なんですが、僕は大好きです。
◯頭部
着物のフードで怪しさ満点!
左右の眼球の向きがバラバラなのが不気味。カメレオンというモチーフならではですね。
下唇が突き出ているのが、良いです。
小さな鼻の穴など、この辺りの造形の細かさは凄い! ハイデフ!
ところどころ不気味な突起があります。
◯胴体
首やお腹の皺・弛みが見れば見るほど生物的悪寒を感じさせます。
迫真の造形。
◯脚
親指が2本。面白い脚の形してます。
トゲのように尖った鱗がアクセントに。
◯尻尾
カールしてます。
◯可動について
この手のサイズ(スタンダードサイズ22センチ)のソフビとしては非常に多い、10パーツ構成なので、グリグリ動かすことが可能です。
個人的には座らせた時のプロポーションが一番です。
ケープと合わせると、風の表現がバッチリ決まります。
◯蓄光
素体が非常に良く光ります!
ケープと合わせた時、白い部分は光が透過します。
コレが凄く良い。
せっかくよく光るのにケープでカーテンしてしまっては、楽しくないですものね。
◯着物ケープについて(激励のつもりですが、ちょっと批判的に書いてるので、不快に思われるかもしれません)
着物作家Sachiさんによる布製アウトフィットです。
どういった方なのか、WEBで検索したのですがヒットしなかったので、もしかしたら若い作家さんなのかもしれませんね。
……と思ったのも、正直な話、縫製に関して言うと、ちょっとミシンに不慣れなのかな? と思いました。
ボタンの縫い付けは緩さ、糸の処理、フチの処理等が気になりました。
僕は作家だろうが、名もない工員だろうが、出来てきたモノが全てと信じています。
Sachiさんも作家を名乗る以上は、そう言う厳しい世界で生きていく覚悟を持った方だと思います。
次回作、更なる飛躍を果たした姿が見たいです。
着物ケープ、非常に楽しいんです。
スタンダードサイズのソフビなら、ほとんど着せる事ができるので、単品で販売して欲しいくらいです。