一年以上前に販売されたおもちゃですが、気になったので購入してみました。
絵本が原作ということで、後で購入しました。まさに僕にとって正鵠を射るような内容でした。そして、その内容が胸を打つからこそ、このおもちゃの存在に疑問を感じずにはいられませんでした。
◯全体
ご覧のとおりの前傾姿勢と設置面積のため、自立は不可能となっています。
おそらく、頭の髪飾りというには無茶な装身具の「重さ」の表現なのでしょう。
◯髪飾り
とても見応えあります。
ハンドペイントによる、アンティーク調の仕上げです。
◯可動とおまけ
腕が動きます。このたよりない、にょろっとした腕の感じ。
自立しないので、写真の撮り方に悩みましたが・・・
コップのフチ子方式で解決しました。
◯絵本とマーケティングについて
いくら魅力的なモノを手に入れて、自身を飾り立てたところで、自分自身に魅力がなければ人との繋がりを結ぶことにはならない・・・という内容だと思いました。
絵本の内容に対して、このおもちゃは、皮肉そのもので、”ハンドペイント仕上げ!”だとか、”豪華美麗スエード宝石箱に箔押しでタイトル刻印!”という煽り文句は、原作に対する配慮が欠け、白々しく聞こえます。
おもちゃそのものは、凄くいいデキですが、なんだか手に入れても満足感は得られず、釈然としない気持ちになりました。商品が届く最後まで、意識を行きわたらせてこそ、良いモノは生きるんだな、と逆に勉強になりました。