
2020年に移転して再オープンしたそば処 幸山に行ってきました(初来訪)。
日本蕎麦協会会長賞を受賞した「関ケ原産そば」と、“そば発祥の地”と言われる伊吹山で収穫された良質なそばを使用。自家製粉にて使用した、挽きたて・打ちたて・湯がきたての“三たてそば”が自慢。
国道沿いにあって、駐車場が広く、客席も多いので、寄りやすいと感じました。
予算は少し高めかな。

目立つ看板が立ってます。デザイナーさんが入って、きっちりプロデュースしてる感。
店舗のエントランスが立派です。なんだか公共施設っぽい感じ。設計者が店舗設計よりもそっち方面の人なのかな?

店内は照明の照度を落としたしっとり大人な雰囲気で、蕎麦屋なのに洋風のインテリア、高い天井とピカピカの床、脇に鎮座するグランドピアノと、非現実感を演出するエンターテイメントな空間になっていました。
店内をよくよく見ると、使っている建材のグレードはそこまで良いものではありませんが、雰囲気作りとトータルバランスが良いせいで、安っぽさは感じませんでしたね。
予算内で最大のコストパフォーマンス、良い店舗設計に思いました。
客席数はたくさんあり、しかも空間が余っているので、なかなか大物になった気分にひたれます。
自分たちは、奥の大きな窓のある席に案内されました。
関ヶ原の山々が一望できて、なかなか良い景色でした。

オススメの天おろしそばをオーダー。
友人は天ぷらが別盛りの天ざるそばにしました。
こちらの蕎麦は、氷のように冷たく締められていて、まるで鍋焼きうどんのようなガチガチの歯ごたえ。蕎麦の表面は鏡のようにツルツルで、喉越しの清涼感は格別でした。
友人はこの蕎麦をいたく気に入って、もう何度か通っているようです。
具材には、関ヶ原産の野菜が使用されているそうです。
そばを海苔で巻いて切って太巻状にして揚げたものは、食感も楽しくて美味しかった。
天ぷらのほか、大根おろし、青紫蘇、山菜などが載っていて、毎回味変していくのが楽しいです。
ただ、天ぷらは別盛りのほうが良かったかもしれません。
衣が汁を吸って、隠れていた最後の楽しみ、エビの天ぷらが台無しになってしまいました……。
黒米炊き込みご飯が付いてきて、こちらも、もちもちした食感で美味しかったです。
蕎麦湯はとろとろタイプで、腹持ち良い。
個人的には、蕎麦だけを楽しむのが、おサイフ的にも満足度的にも良いと感じました。
以上レポっす。
チラシの裏すんません。
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