さっそくワンダーフェスティバル2016[夏]の戦利品紹介です。
今回のワンフェスでデビューとなるフラチカさんの孤独2世となります。
触るたびに良さを発見、すっかりお気に入りになりました。
ユニコを読んでなかったので、早速電子書籍版を購入して読んでみました。未完というのも知りませんでした(小学一年生版とリリカ版があるみたいですね。僕はリリカ版を読んだみたいです)。
ユニコーンのユニコは愛されることで相手の願いを叶えることができます。ユニコーンは通常は人には懐かないのですが、身も心も清らかで美しいプシケには心を開いていました。美の神ビーナスはそんなプシケの美しさに嫉妬して、彼女を不幸のドン底に落とし、この世で最も美しい者の栄誉を奪うために、西風の精ゼフィルスに命じて、プシケの幸運の守護者であるユニコの記憶を奪って、時間も場所も遠く離れた場所へと連れ去るのでした。
以上がプロローグで、各エピソード読み切りタイプで、記憶を失った(微妙に残ってる?)ユニコがゼフィルスに色々な時代に運ばれて、そこで騒動が起こるという流れになっています。
漫画は一遍が短い内容なのですが、色々な解釈もできますし、最後はユニコがゼフィルスによって強制退場させられ、「この後のことはご想像にお任せします」という感じなので、いろいろと想像を巡らしてしまい、読むのに時間がかかりました(しかも未完で最後まで「ご想像にお任せします」である!)。
孤独の悪魔2世(名前は定まっておらず、悪魔くん、悪魔の子とも)はその中の一つのエピソードに登場するキャラクターです。
彼は「孤独」と言う名の悪魔の子です(しかし、父にあった角が、もともと彼にないのはどうしてだろう?)。その父親は既に亡くなっていて、生き物のいない世界に一人暮らしています。父親が居た時点で既に「孤独」なのか? と自己矛盾を抱えているようにも思いますが、ユニコという他者の存在が、自分の「孤独」という生き方の意味を考えさせらせ、悩むことになります。
助けるってなんだろう……。
悪魔は約束を守る……父親に言われたらしい。最初は悪魔っぽくないな、と思ったんですが、これって契約のことですよね。
悪魔は塩水には弱い……って、ここは琵琶湖だった。
以上、ニワカ仕込みのネタでした。
いや~、見れば見るほど素晴らしいプロポーションなんです。
個人的に、すこし手元から離して余白を広めで眺めると、よりぐっと来ます。
長くて存在感のある尻尾です。
悪魔の矢印尻尾は一体形成をチャレンジしたそうですが、やはり抜きで無理があり、原型のリテイクを重ねて、この太さになったそうです(ツイッター参考)。
3点支持ができるので安定感ありますが、もともと接地感があるので、浮かしても飾れます。
長髪です。
長い髪を表現するため、胴体と頭部は一体で成型なんですけど、ちゃんと首があります。
こんなカタチが抜けるもんなんですね。
口は黒ではなく青い塗料で塗装されていますので、とても自然な感じ。
あごのラインが凹んでいて、頬がふっくらした顔のシェイプも抜群に愛らしくて、気に入っているポイントです。
漫画読んでキャラクター性を掴んでなかったら、こんな写真取れなかったですね。
大きさ約15センチ、6パーツ構成(上半身/右腕/左腕/下半身/尻尾/尻尾の先端)です。
可動箇所は成型色そのままなので、塗装剥げを気にせずガシガシ遊ぶことができます。
ちなみに「Hracka」とはチェコ語で「オモチャ箱」を意味するみたいです。
次回の冬のワンフェスでは、孤独2世のカラバリと新規造形を予定されているそうです。楽しみですが、行き着く先はやっぱり沼……ユニコはアル玩具さん、デンボクさんも出してるし……こうなるから版権物は避けてきたのですが……ぐぬぬぬ!
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