ソフビ万博戦利品パート4。
前回と同じく小沢団子さんのブースにて販売された、ケンストイワークスさんのNadsad Boyです。ケンスさんのオリジナル作品でも初期の原型みたいです。
帽子、眼球(頭部)、右手、左手、上半身、下半身の6パーツ構成。
ドクロのステッキと鎖が付いています。
モチーフは時計じかけのオレンジの主人公アレックス。衣装も彼が所属する不良グループのものです。僕は原作を見ても読んでもおらず、ビブリア書店でお話のあらましと最後の章が消された等の逸話を知っているのみです。
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: 文庫
- 購入: 20人 クリック: 637回
- この商品を含むブログ (245件) を見る
今回調べてみて、ナッドサッドとは劇中でティーン・エイジャーたちが使う人工言語のことと知りました(言語学者でもあった作者のアンソニー・バージェスが考えたので彼の人工言語といえますが、小説の中ではおそらく自然発生的なスラングのような扱いだと思います)。
このバージョンの他にもファッションブランドのミルクボーイとコラボした12インチ(1/6スケール)のソフビフィギュアがあります。劇中において、アレックスとその仲間「ドルーグ」達は夜な夜なバーでドラッグ入りミルクを飲みながら、ウルトラバイオレンスなる暴力行為の計画を立てていたそうなので、原作を知っているとニヤリとするコラボだったのですね。
スタンリー・キューブリック映画のカッコイイパッケージにも目玉が描かれていますが、アレックスの特徴的な下まつげと大きな目玉を持っています。
首のカンチャクの取り付け位置、偶然かもしれませんが、クロスボーンゾンビを彷彿としますね。
鎖は、アレックスが後に14年の実刑判決を受け刑務所に収監されてしまう事を示しているのでしょうか。
ソフビ万博で購入してから、このポーズで固定して飾っていました。
今回のレビューで触ってみて、驚いた!
コイツ……結構ポージング決まるぞッ!
首をぐるりと回すと、俯いて帽子で顔を隠しているかのような感じになります。
腰も動きます。
トルチョック! (ナッドサッド語で殴る!)
瞳の塗装がリアルです。
つけまつ毛……ってか眼球から生えております。
大変立派なモノをお持ちです。
購入したときはただ単眼でコンビ出来たと思いましたが、ある意味、原作の内容に相応しい反社会的な組み合わせですね……(心が汚れておる)。
◯関連記事